今日は来週の本番のための、ピアノあわせ練習でした。
その帰りに、空き地にたくさんの鳥がいました。
ハトより一回り小さくて、ひよどりより白黒がはっきりしている鳥でした。
家に帰ってから、図鑑をみて調べたのですがわからず、そのまま図鑑をめくっていて思い出した話があります。
セキセイインコの話です。
ずいぶん前に、ペットのセキセイインコが「ももたろう」を覚えて全文しゃべるというので、お利口なインコということでテレビに出ていたことがあります。
私の学生時代の友人から聞いた話なのですが、そのインコをまねして、私の友人の友人が(つまり、私は直接知らない人)自分のセキセイインコに「ももたろう」を一生懸命教えたそうなのです。
インコはテレビに出ている子ほど、お利口ではなかったようで、なかなか覚えなかったとのこと。
しかし、時間をかけて教えたところ、なんと全文暗記に成功したそうなのです。
喜んだその人は、私の友人に「うちのインコが『ももたろう』を覚えたから、聞きに来て」と自宅に呼びました。
そして、聞いた「ももたろう」は…
(ここから、「」内を1オクターブ上の声を出して、音読でお楽しみください。)
「かしむかしっ、かしむかしっ」
どうやら、『むかしむかし』がこうなってしまったらしい
「あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは川に洗濯に、おばあさんは山に芝刈りに行きました。
ぴーちゃんっおりこうねーピュルルルルルル~
ももたろうは鬼が島へ鬼退治に出かけて行ったのです
そこに川の向こうから大きなモモが、どんぶらこーどんぶらこーと流れてきました~
ピュ~」
……
つまり、一度覚えた「ももたろう」が、ぜんぶごちゃ混ぜになってしまったらしい…
それを聞いた友人は、普通にももたろうを話してくれるインコより、ずっとおもしろかったそうです。
やっぱり、テレビに出られるインコは、相当に頭がいいんですね
私は鳥は文鳥とにわとりのヒヨコ、ウズラしか飼ったことがないので、インコはわからないのですが、飼ったら楽しそうですね