『愛じゃないならこれは何』に収録されている短編小説。
「ミニカーだって一生推してろ」
ドキドキしながら読みました。
怖かった。
ベットの下にいるばねるりの心臓くらいドキドキした。
歯止めがきかないって怖い。
自分が異常だってわかってやめられるならまだ正常。
ファンをストーカーする地下アイドル。
現実にもありえるのかな?
ちょっとずつ真実に、正体に迫っていく表現が奇妙でゾワっとします。
アイドルが好きなファンとファンが好きなアイドル。
境界線はないのかもしれませんね。
「ただ、今の自分の瞳が一番輝いていることは確かだった」
どうして輝いているんでしょう。
そう自分で言えるのが怖いですね。
たしかに、愛じゃないならこれは何でしょう?