アカデミーナイトG(1/30水放送)より、映画「七つの会議」番宣、野村萬斎さんのインタビューを文字起こし。

インタビュアーはお笑いコンビのかまいたち。

かまいたちの発言部分はかなり省略しています。

 

---------

 

--公開が明後日、今の心境は

 

「そうですね、まぁ嬉しいですよね。なんかあのー、自画自賛じゃないですけども、非常にこう僕もね、初めてこの試写見たとき、ストーリーも知ってるのにね、ドキドキしながら見ちゃったっていうね」

 

●野村萬斎 一流ならではの“マイルール”とは?

 

ーー初めての仕事に挑むときのマイルールは

 

「勉強させていただくという、ちょっと堅いかもしれませんけど、まず、どういう現場なのか、空気を読もうとかね、皆さんがどういう感じでこの現場に臨んでらっしゃるのかっていうのをまずは見てから、自分もそこに合わせてこうとかね。あんまり俺俺っていきなり出て行くタイプではないですね」

「初めての方ですし、一応エチケットとして、監督はどういう演技を好むのかなぁとか、役者さんはどういう感じでその現場にいらっしゃるのかなぁというのをこう、そうですね、見ますよね」

「今回のこれだってそうですよ。僕以外の方は割合、池井戸さんの作品であったり、福澤監督の作品には何度か出てらっしゃる方が多いので」

「ですからまぁあの諸先輩方がどれくらいのテンションと熱量と、やるのかとか、または、監督がもうリハーサルからバンバン回してくるとか、それからまぁ、こっちもあっちもこっちもあっちも全部同じテンションでやるんだ、とかね、そういうことをまず勉強して。それから香川さんなんかはよく手本を示してくださいましたけど、これくらいのテンションでぶつかってこなきゃ!みたいな、じゃあそこまでやっていいんだなぁとかね」

「でも今回もね、そういう意味でいうと、みんな結構動いてやってるなぁと思って一緒になって動いたら、(福澤監督に)『主役はそんなにしなくていい』って(一同笑)分かりました、じゃあそんなにあのいちいちリアクションしてやらなくていいんだと、そういうことをまぁ教わって」

 

--撮影中に壁にぶつかるとかどうしたらいいんだろうみたいなこともあった?

 

「それはねぇ、まぁあのー、特に終盤の見せ場でね、御前会議っていうのがあるとね」

「御前様という大企業グループの課長を前に、みんながわーーっとね、会議をするわけですけども」

「ほとんど僕が喋ってるんですけども、そうすると皆さんお待たせしつつも、15分くらいのシーンを撮るのっていうのは3日くらいかかったりするわけです。お待たせしながらずっと喋らなきゃいけないっていうのは、これはねぇなかなかやっぱりね、大変ですよ、北大路さん待たせながら喋らなきゃいけない(一同笑)」

 

--役作りをするときの“マイルール”は?

 

「やっぱり本を読んで、そこにある人物像というのをイメージしていくっていう中で、そうですね、もちろんその台詞を一つ一つの思いは込めるけどやっぱり、特に映像の場合見た目も大事ですから、この人ってどういう風貌なの風態なの、またはどういう立ち方をしてるのとかっていうふうになるわけですよ」

「シン・ゴジラだとこう(ゴジラの手を再現する)、(指先が)上向きっていうね。っていうところから、こう(指先を下に向ける)ではなくこう(指先を上に向ける)することで、爬虫類ではなくて神だぞみたいなね」

「立ち方もすごく気になるわけ。で、だからぐうたら社員っていうと、こうやっている(姿勢を良くしている)とぐうたら社員に見えないじゃないですか。どっちかっていうと僕はそっちの方が得意なんですけど。そうするとこう(背中を)曲げたりとか、首が曲がってとか、踏ん反り返ってとかっていうこととか。それからまぁちょっとね、この人はある事情があって、黒いスーツにしようと。そうすることで、周りはネイビーとかグレーのスーツが当然サラリーマンの方が多い中で、一人黒っていうような異質感を出そうとか。営業の人だから髪型も髭もきちっとするけども、無精髭で、そういう意味で反対を行こうと」

 

--サラリーマン役っていうのは初めてですよね

 

「そうですね、まぁどちらかというと生活感がある、そういう役作りをしなきゃいけないんだろうなっていうふうに思ってインしたら、意外とこうみんな、とにかく熱い、熱くていいんだなっていうふうにちょっと驚きました」

 

--笑い方とか。イーッヒッヒッヒっていうのはもう妖怪じゃないですけどこの人なんなんだって一気に惹きつけられた

 

「狂言ではウーワッハッハッハッハッハッハっとか笑ったりするのをちょっと変形してイとヒに変えるという、ちょっと悪いんだか、ずるいんだか、誤魔化してんだかっていうのをね。自分の技の変化ですけどね」

 

--萬斎さんの個人的な見てほしいところ

 

「とにかくこの素晴らしい豪華俳優陣と、総対決していくという感じですから、どれも見てほしいという感じですけど、中でもやっぱり香川さんとのデッドヒートがね、やっぱりこう真剣勝負な感じというかね、格闘技系な、まぁ顔面対決というような(一同笑)」

 

●メッセージ

 

「企業を描いた、サスペンスとも言えるところではありますけども、本当に、企業に属する一人一人が、その人間性をかけてですね、自分を一生懸命生き切っている姿っていうものが楽しめると思います。働く皆さんたちに通じるところだと思いますので是非みなさん、劇場に足を運んでいただければ」