オランダではサンタクロースはシンタクロースと呼ばれ、12月5日にやってくるのです。いろいろな説がありますが、シンタクロースは船に乗ってスペインからオランダの港に着きズワルトピートというお供(召使?助手?)をたくさん連れてオランダ各地を白馬に乗って回るのです。そして良い子にはお菓子を、悪い子はピートが持っている袋に入れられスペインへ送られる!という説があります。日本のなまはげのようですね。「泣く子はいないかー!」とは言わないけれどね。
しかしながらこのズワルトピートに関しては人種差別だという意見がたくさんあります。ズワルトという意味は黒。そうなんです。このピート少年は顔が真っ黒なんです。
なぜに黒いかというと、これまたいろんな説がありますが、スペインから来たムーア人だから黒いとか、煙突から降りてきてススで黒くなったなどなど。しかしながらこのシンタクロースとピート少年のコンビは18世紀からずっと続けてきたものなので、ほとんどのオランダ人はこれを人種差別や奴隷制度と関連付けては考えないのです。本当にただのお祭りという感じで受け止めている人がほとんどです。
しかし我が家では。。。。娘たちが小さい頃からうちに来るサンタクロースはクリスマス当日。セントーサ島にシンタクラースとピート少年が到着するオランダクラブ主催の行事もありましたが、うちの娘たちは大反対。だってこれは差別以外の何物でもないと。うちの娘たちの通っていた(まだ1人通っていますが)インターナショナルスクールでは、肌の色や目の色、髪の色、言語の違いなどで人を差別してはいけませんと小さい頃から教えられていて、それこそ100に近い国からの生徒が在籍しています。物心ついた頃から、オランダ人はどうしてズワルトピートを連れているの?と聞かれたものです。そして今もやはり納得していない。クリスマスが近くなるとうちのオランダ人と娘たちの議論が始まります。うちのオランダ人も差別は大嫌いだけれど、ピート少年に関しては、小さい頃からシンタクラースが連れている黒い顔の少年としか見ていないのでなんとも思わないようです。それにオランダの小学校の学芸会では、シンタクラースの劇をやるので皆季節のお祭りくらいにしか思ってないのです。そういう夫も小学生の頃、学芸会でピートの役をやったらしく😅その時の写真を見て娘たちは怒りまくったことがあります。
でもオランダ人は皆ピート少年が大好き。
12月4日の夜には子供たちは眠る前に靴の中に人参を入れ眠りにつきます。これはシンタクラースが乗っている馬のため。そして翌日は子供たちがシンタクロースの歌を歌うと玄関のベルが鳴ります。ドアを開けると良い子のためにたくさんのプレゼントが置いてあるのです。
先日、オランダマーケットに買い物に行きました。正面のウインドウにはなんとピートが!
早速、娘たちに写真を撮って送ったら「OMG!」との返事😅
オランダの子供たちはすでにワクワク気分でシンタクロースの登場を待っていることでしょう。

