何に腹を立ててるかもわからないのに、会話に表情にいちいちザワザワして
大切な人に優しくなれない自分がいて
発するコトバにあたりのきつさを気付かれているのをわかっているくせに何とかしようともしないで





体力的にしんどさの少ない私の方がどうやったって負担がないのはわかっているのに

なのにまるで自分の方がしんどいみたいに思ってしまう自分自身が嫌になって
そんな自分にいちいち傷つく私が本当にキライ






ちゃーんと知ってるわかってる
私の立ち位置はそこじゃない
そんな傷ついたふりをしていいとこじゃないんだってわかってんだ





なのになー
いっそのこと泣いてしまったらスッキリできるかなー って思うのに
こんな時にはどうもうまく泣けなくって
泣けないことにまたふと冷静になって
そりゃそうだ なんてアホさ加減を思い知る





っていうね
どうしたいんだろなー





っていいながら
どうもしたくない
このまんまがいいんだ
なにヒトツ変わらないこのままでいいから




どうかこのまま何も変わらないでいてほしい





っつーそんな今日




ビービーと蝉は鳴いてるし
薄い雲の向こうからもお天道様はギラリギラリと照りつけてるし



汗が額 首筋 胸元に滴り落ちてくる



ここでエアコンに頼っちゃオンナガスタル



涼しさを一度味わってしまったら
全部を投げ出してしまうのがワタシだから





海の日だかなんだか知らんけど
イヤ シッテマス 

後ろからは が、昔のソリマチタカシが気持ち良さそうにテレビん中で歌ってる



早く終えたいのに
とぼとぼしか終わらない部屋の片付け



煙草一本咥えてる暇があるなりゃはよ手ぇ動かせ



わかってる わかってんの
でもできないの
もう背中にもしっとりと汗がはりついてきたさー





どなたか、ドラちゃんを貸してはくれませぬか


毎日一緒はヤだから、今だけでいいの
やいやい言われるのは好きじゃないの
今!!って時だけ会いたいの





鏡越しに見えるソリマチタカシ
いやー昔は嫌いだったけど、やっぱかっこよかったんやねぇ

歌はやめといた方がよかった とは今でも思うけど
うん 悪くはねーな



って、何様よアタシ





いいやんねー
そういう観衆も必要でしょ





あー
なんで片付けようなんて思ってしまったんだろ
せめて日が暮れてから思えばよかったのになー




エスケーイーも水着でキャピキャピ歌い出したよ
いいねぇ若さって
有り余るキラキラだよね





や、私にもあったんすよー
遠い昔のハナシですけど




さて、やりますか



ブンブン加速
初めて通る道だってビクつくなかれ

や、しっかり両手で握ってたけどね



土手ってなんだかドキドキする
落っこったらサイゴ的な。





川と向こうに見える山と空

ちょっとずつ ちょーっとずつ
やわらぐ気持ち
自然って偉大だなー って





行き着いた先は友の居る車屋さん
整備待ちの車の前を通り、駐車場に停めるとすぐさま店員さんが駆け寄ってきた



「付き添い、で」


“あ、そー”が聞こえたのはワタシの被害妄想デスカ




自動ドアのすぐ向こうに見えた友人の姿にホッとした





いいよね なんか
トモダチって



なーんもなくても
すぐ会えて、お喋りして、笑って、飲んで食べてバイバイして





それだけのことで 今日をすんなり終えられた気になれるから



“見られたくねーから取り消したんだアホー”




まる。