『○高出身ですよね?』
突然声を掛けられた
職場で、今日
もう昨日、になったや
『そうです。同級生です。』
そう答えると、少しだけびっくりした顔で
『知ってたん?』と、その人は言った。
自宅から近い場所を勤務先にしているので、たまに“同級生”が職場に現れることがある
当時、ある程度仲が良かった か、相手が反応を表すか でない限りはこちらからは声は掛けないようにしている
職場柄、知られていることを嬉しく思わないこともあるだろうし
気軽に声を掛けるのを遠慮した方がいいかな、と。
なので、最初に言葉を交わさなければ
後は“職員と来院者”の関係だけとなる
その人は、最初に見かけてからはもう二、三年経っただろうか
今日、初めて距離をつめた。
『なんだ、ずっと知らんのやと思ってた』
そう口にしたその顔は、ただの来院者ではなく同級生になった
さすがに仕事中にお喋りを続けるわけにもいかず、少しの会話でその人は帰っていった。
『また来るわなー』
なんて言い残していったけれど
そんな用もなく来るとこでもない、よね
と、思ったら ちょっと可笑しかった。
『あんま変わんないな、ずっと』
そう言ってたけれど
それは、アナタも同じように年を重ねてるからデスよ?
ですよ(笑)
