昨日、お客さんの500万Tドルの
車を運転した。

  500HPのパワーだった。
  
  ポルシェのSUVのターボ版だった。
CAYENEEってやつだったかな。

  ポルシェの鍵の挿入(そうにゅう)槽が
ハンドルの左側にあって、右側に回ると車が
起動する。  

  サイドブレーキはハンドルの左側でボタン型で
押すとかけていて、引くと解除する。

  四つのドアの鍵を解除するボタンが
操縦席のドアに隠れている。

  ハンドルに革に包まれている。

  座席も革に包まれている。

  ターボ版なのに、インパネは意外と革に包まれていなかった。
わざっと外したんだろうか。

  
    



  アクセルを全開してみた。

  ホテルの周りの直線だけで
軽く時速100キロに近づいた。



  この世界ってやっぱりああいう
かねの流れにめぐまれているやつも
そんざいしてることに実感しました。

  こういう500万Tドルの車を
平気にバレーパーカーに渡すなんて。
しかも車の中に監視カメラは一つもついてませんでした。

  


  このしごとのきゅうりょうで、毎月、
半分ためていても、ああいう車を買うには
多分五十年ぐらいかかる。

  だが、この仕事の恵まれで、自分が
500万Tドルがなくても、乗れていた。

  


  こういう角度から考えていれば、
バレーパーカーは全ホテルでもっとも
幸せな仕事かもしれない。

  他の人が数年、数十年以上にかねをためて
かった車は、自分が一日、運がよければ、
何台も乗れる。

  いろんなほかのひとのゆめをのれる。