こんばんは!マロンですほっこり
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続きです↓


最初のドラムロール並みの動悸から↓
約1ヶ月たって



少し体調が悪いままではあったけど
どうにか日数を減らして仕事していたが

結局、歩けなくなるほどの
状態になってしまった。



新しい職が見つからなくても
年内には辞めようと決めてはいたが

もうこうなってしまっては
続けるのも限界なのだと嫌でもわかった。





仕事から帰宅した旦那さんに
その日の出来事を話した。


今すぐにでも辞めなさい!
おかしいよ、ママ!!


そう言われた。




円形脱毛になり
動悸で歩けなくなり
メマイでも歩けなくなり

こんなに体調を崩して
こんな状態になってなお

頑張れない悔しさや、まだ
頑張れたんじゃないかと
思う気持ちがある私を


旦那さんは

おかしい

と言った。







ママ、このままだと
鬱になるよ。



そう続けて言われた。





ダムが壊れたように私は号泣した。



今まで口では「頑張りたかった」と
後悔の念を言っていた私だったが



私の口から出た言葉は





私がどこにも居なくて怖い。


自分が見つからなくて
塵のように消えてしまいそう。


空っぽなの。
空っぽなの。



そう叫んで嗚咽していた。




自分を見失い
空っぽなのだ。



私の中が空っぽで
あまりに軽くて
消えてしまいそうだった。

塵のように跡形もなく
儚く消えてしまいそうだったのだ。

恐ろしい感覚だった。




その恐怖が私の中で一気に渦を巻き
口から溢れ出たようだった。




しかしながら
私の中に在ったわけだ、
そんな辛いと叫ぶ感情が。





それを抱えながら
「頑張りたい」と言い
働き続けていたのだ。


「私」はわかってないから
「体」からのSOSなのだろう。

体調不良は体からの警告。
救いの手なのだ。



自分の嗚咽を聞きながら
自分で驚いたくらいだから

相当な事をしないと
わからないのだ、私という奴は。







さすがに自分の嗚咽で
本音に気付けた私は
すぐに退職することに決めた。





5年間頑張って働いてきた。
家事も育児も同時に頑張ってきた。

子宮筋腫になり全摘して復帰した後も
頑張って働いてきた。

部門リーダーになってからも
必死に頑張ってきたつもりだ。




退職を伝える電話は3分で終わった。
事務的な話だけだった。




私の5年間は何だったんだろう。

電話を切ったあと虚しくて
茫然としてしまい動けなかった。




いや、こんな電話をするくらいの
人間しか残ってないのだ。

傷つくことはない。
私は充分頑張ってきた。

今はそれを
知らない人たちばかりなのだ。




私の守りたいお店はもうないのだ。

それに気付くのに
かなり時間がかかってしまったようだ。




本当に自分は
《0か100か》なんだなぁ。

信頼していた主任がよく私に
笑いながら言っていた言葉を

懐かしく思い出して
うっすら泣いてしまった。




つづく