こんな雨の中 俯く頭のジュークボックス

ヘッドフォンから届く なけなしの勇気の旋律

誰にも救えない 
今の自分を
 
健気に励ましてくれている 


嬉しくなったり、心躍ったりする分

ソロのパートで泣きたくなるんだ

泣かないと決めたのに、ただただ膨らんでいく泪が落ちる


水溜りに落ちる、

記憶の深淵に落ちる、

君を失くした夜に溶けてゆく・・・




一体「いつになったら、僕は君にフラレられるのだろう。」

自虐的なフレーズが大量生産されて、悲しいカスだけが残る

ずっと言いたかった事を言えないまま、

今夜君を残し、永いこと歩いた。

ロボットのように不気味に歩く 陽気なジュークボックス



ポイントが溜まって賞品がもらえる世界で、

カードを失くしてしまった 捨てられた


誰にも触れない悲しみを 癒そうと努めるジュークボックス
時代に捨てられた 電話ボックスの脇を 知らぬ顔で通り過ぎる

「必要ないの」と言われてる気がして、
いつかプレミアが付く愛を叱る


ただ、伝えたいことが

こんなにも無力で、淋しい響きをしている


いつまでも、雨の中

いつまでも、夜の中

家路を目指すガス切れのジュークボックス