ここ一ヶ月私の読書生活を苦しめた”天才トゥルーマン・カポーティ”

カポーティの代表作『冷血』のせいで、私の秋の読書月間に読んだ本がこの一冊のみという結果に終わった。

遺作「叶えられた祈り」と運命的に出会ってから早三ヶ月・・・
どれだけ彼の作品に喰らいついたことだか。

三ヶ月も同じ作家とイチャイチャしていたからといって私は同姓愛者ではない。
断固否定派だ。


どうして「叶えられた祈り」が遺作になったのか、「冷血」を読み終わった時に悟ってしまった。

世界を平等に照らし出す朝日に、腹が立って私は三滴の泪を零した。



一家四人を何の理由も無く殺害した死刑囚ディックとペリー
彼らがこの世に存在していたことに、私は救われたのかもしれない。

カポーティの脆い才能を、愛を知らないペリーに投影して、何故彼が8年もの歳月をかけて「冷血」に取組めたのかという不思議の謎が解けてしまった。

言葉で、それもブログで書くには不適切なことで説明する気は無いが、

少なくとも、

カポーティは同じ境遇の不幸な天才ペリーに恋をしていたと想う。


真意は理解出来ないが、そう説明つけなければこんな作品は書き上げられない。

「愛くるしさ」って奴は、人間の一番の原動力かもしれないな。



一日読後の余韻を愉しんだのちに、The Libertinesのピート・ドハーティとカール・バラーがペリーとディックに一致した。

何時聴いても、彼らは永遠である。



生きる意味があるとすれば、それは永遠を手に入れること。
すなわち、多くの人はそれすら知らずに、タイムラインの最終地点に着いちまう・・・