アメリカ人のアイバンさんが、故伊丹監督の「たんぽぽ」に影響を受けて開いたという『アイバンラーメン』。
噂で聞くところによるとべた褒めなアイバンラーメンにいつか行ってみたいと想っていたが、芦花公園という辺鄙な場所の為行く機会を伺っていたが、今日その目的は果たされた。
御同行願ったのは、大瀬 誠(おおせまこと)君という俳優さんである。
彼是1年くらいの付き合っていて、いつも芝居にたいする真摯な姿勢で私の心を囃し立てて下さる少ない戦友の一人なのだ。
開店前のラーメン屋を足蹴にしてブラブラ芦花公園駅あたりを散歩するが、公園が全く無い・・・
道行く人に「すみませーん、この辺って公園ありますか?」と尋ねても、「(怪しみながら)こうえんねー、ん~ないな~。」本当に無いの??噴水があって遊具があるような大規模な緑地公園を想像していた私にとって、公園すら無いという事実は、ディズニーランドに〇ッキーがいませんと言われるぐらい腹が立った。
まぼろしの『芦花公園』にたどり着くべく、地道に足を動かすも、
考えられないほどの行き止まりの多さに苛まれ、アイバンラーメンに戻る事にした。
不気味な商店街の入り口にある「アイバンラーメン」は私達が列に並んですぐ暖簾を掛けた。
カウンター席が10ある小さな店だが、厨房には四人の麺の達人が
「今日も、上手い塩ラーメン食わせてやるからな。」と
自信満々で迎えてくれる。
ご飯ものも箆棒に美味いと聞いていたから、全部のせ塩ラーメンとトマトご飯を頼む。
注文後、4分ぐらいでオーダーが運ばれてきて、むしゃぶりつく・・・もぐもぐ・・・
あ・・・
トマトご飯・・・・
・・・うまっ。
大瀬君とトマトご飯をアイコンタクトで絶賛しウン・ウンうん言いながら、ラーメンを啜った。
「やばいね」
「やばい、変わったらーめん屋があるもんだね。」
「外人すごい、勝てないよアメリカ人には・・・アイバン」
店を出た私達は、また「芦花公園」目指して歩き出した。
四ヶ月分くらい大瀬君と話して、いい起爆剤になって次の作品の方向性が見えた。
よし、飛べる・・・
役者の目線でストーリーを見てもらえるのは凄く助かるし、設定の弱いところを突付かれて痛みを知ることが出来る。
彼にとって自分にとって、有意義で素敵な夜になればいいなー。と素直に想った・・・
