「ゴッドファーザーはPart1だけで、完結した物語だから、
Part2なんて撮る気はなかったよ。」
フランシス・フォード・コッポラ監督、
今回もDVD解説で、ぶっちゃけちゃってくれてます(笑)
Part2はビト・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)が
どのようにしてマフィアの世界に足を踏み入れるようになったか、
その様子が描かれている。
ビトの幼少期の出来事は、とても悲しく残虐な過去だよね。
ドン・ビト・コルレオーネが家族を何よりも
大切にする理由がここに隠されている。
大人になり、アメリカで家族を持った後も、
結局マフィアに苦しめられるビト。
マフィアのせいで仕事を奪われ、
家族の生活の為に悪に手を染めていく。
商売代を巡ってマフィアと渡り合うシーンでは、
ビトの天性の度胸の良さと頭の良さが分かる。
結局、ビトはマフィアのドンとして
暴力や殺戮を行うわけだけど、
ビトの生い立ち、それまでの出来事を考えると、
正義の為に行っているように感じてしまう。
自分の子供が病気の治療をする時に、
「痛そうで見てられない」という様子は、
人殺しなんて出来ない優しいお父さんそのもの。
そういうシーンがあるから、ビトが悪人にならないんだろう。
ビトには根っからの優しさがあるんだよね。
家族や同郷の仲間を守る為に、マフィアになったドン・ビト。
相反してマフィアという組織の為に働くマイケルは、
自分の家族との信頼と絆を失っていく。
マフィアの仕事を、冷酷で頭の切れるビジネスマンとして
進めていくマイケル。
冷酷に自らの兄弟までも手にかける。
まるで心が無くなったようにも感じる。
それでも、
終盤のシーンでマイケルが見せる苦しみと後悔の表情が印象的。
組織を守る為に家族を泣かせることになったマイケル。
ドン・ビトが家族と過ごす幸せなシーンを挟んで、
孤独なマイケルの話が進んでいく。
「悪に手を染めていても、
あの頃はドン・ビトの家族は幸せだったのに。
こんなに可愛い子供たちが、あんなことになるとは・・・。」
そんな風に思って胸が締めつけられた。
過去と現代の話が交錯するたびに悲しくなる。
Part2ではマフィアの活動範囲が世界に広がる。
実際にバティスタ政権下では、
アメリカマフィアの権力も大きかったそうだ。
キューバ革命の時期にキューバで
仕事をしようとしてたシーンはコルレオーネファミリーが
組織として強大になっていることを印象付ける。
カストロはバティスタ政権時に、
アメリカの権力者がキューバで会談を行うシーンを見て
「事実に忠実に作っている」
と感心したらしいよ。
キューバでケーキを取分けるシーンは、
利権分配の象徴なんだって。
細かい演出が深い意味を持っているね。
これまた、2回3回と観るべき作品だわ・・・。
あたしはねぇ、
Part2のアル・パチーノが一番カッコイイと思う。
冷酷で孤独の中に居るマイケル。
渋いよね。
あと、ロバード・デ・ニーロのヒゲ&オールバック姿も
カッコイイねぇ。
家族にこの上ない愛情を注いでる姿が素敵。