当初は「マイケル・コルレオーネの死」という
タイトルになるはずだったPart3では、
マイケル・コルレオーネの晩年を描いている。
マイケル(アル・パチーノ)と
長兄ソニーの息子・ヴィンセント(アンディ・ガルシア)が
一緒に行動することでマイケルの老いが、
さらに際立って見えた。
絶対的な権力はあるが、Part2で見せたような鋭さが
マイケルからは失われている。
カジノのペントハウスで行われた幹部会の最中に、
ヘリコプターで襲撃を受けるシーンで
ヴィンセントに庇われながら逃げる場面を見ても、
マイケルがかつての力を失っていることが如実に分かる。
壮年の頃なら、いち早く異変に気付いて
さっそうと逃げ出していただろうに・・・。
あの、人を射抜くような目と、
そこに居るだけで相手を圧倒させていたマイケルは
もう居ない。
あのドン・マイケル・コルレオーネにすら老いは訪れる。
弱っていくマイケルは見たくなかったなぁ。
それにしても、あのヘリでの襲撃のシーンは凄かった。
ファミリーの規模が大きくなると、
襲撃のされ方も半端ないっすね。
世代交代という面ではPart1を思い出させるね。
マイケルの妹・コニーの発言権が大きくなっているのも、
時間の経過を感じさせた。
コニーに対しても、マイケルは長い間、負い目があったんだろうね。
女はどんどん強くなるなぁ。
Part1、2を通じて罪を重ねるマイケル。
Part3では全ての罪を懺悔し彼の娘が贖罪の羊となる。
歳を取って心が弱くなったからではなく、
Part2の時点でマイケルの中に後悔と悲しみは見て取れたので、
あえて最後に懺悔しなくても良いと思ったけど。
それでも、本当のマイケルの感情が溢れ出ていたね。
オペラ鑑賞の後に襲撃されるシーンがあります。
このシーンはパレルモのマッシモ劇場で撮影されたそうです。
クライマックスの重要なシーンだよねぇ。
実は・・・・。
以前パレルモに行った時に、このマッシモ劇場に行ったんだよね。
当時、ゴッドファーザーに全く興味がなく、
同じツアーの方に
「ここはゴッドファーザー3のクライマックスシーンだから、
記念に写真撮っておいた方がいいですよ!」
と、お薦めされて記念写真を撮ったことを思い出し、
当時の写真を探してみました。
あった、あった♪
おぉ~、あの劇場の前に私が居る!!
「うわぁ~、撃~た~れ~た~」
のポーズで・・・・。
過去のあたし・・・。
もっと感慨無量になれよ・・・・。
アル・パチーノやアンディ・ガルシアが立っていた場所と
同じ場所に居るんだぜ・・・・。
3部作を通して、やっぱりただのマフィア映画ではなく、
人間ドラマや社会との関わり時代の流れなんかも
見てとれた。
マイケルが弱っていく姿は見たくなかったけど、
Part3でヴィンセントを主役にするのではなく、
マイケルの物語を最後まで語ってくれたのが、
良かったなぁ。
