最高の生ハム | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

この日は友達と2人でサン・ダニエレに行くべく、

電車でウーディネまでやって来たよ。


ウーディネ駅を背にし正面の信号を渡り、

右手に向かい歩いて行くと『SAF』というバス会社の大きな発着所があります。

サン・ダニエレに行くには、そこからバスに乗り

サン・ダニエレ・デル・フリウリ(SAN DANIELE DEL FRIULI)

というバス停で降ります。


Un bel giorno di tredici


ウーディネからバスに揺られること約1時間でサン・ダニエレに到着。


降りるバス停が分からず、途中、人が沢山降りたバス停で


「ここはサン・ダニエレですか?」


と運転手に聞くと、


「サン・ダニエレはここだ。このバスはサン・ダニエレ行きだ。」


と訳の分からない返事・・・。


「すみません、サン・ダニエレ・デル・フリウリに行きたいんですが、

 このバス停はサン・ダニエレ・デル・フリウリですか?」


と聞きなおすと


「このバスはサン・ダニエレ行きだ。」


と、またもや訳の分からない返事。


「では、このバス停は

 サン・ダニエレ・デル・フリウリではないんですね?」


と、しつこく聞いてやった。

この国では必要な返事か帰ってくるまで、しつこく聞く必要があるのです。


「このバスに乗っていればサン・ダニエレに運んでやる。」


との運転手の返事。

・・・バカなのか、この運転手。


しかも出発の時も、この運転手が切符の刻印器の電源切ってて

乗るのに皆が手間取ったし、

出発する前から運転中もずっと私用電話で喋ってるし。

たぶんバカなんだと思う。


運転手にバス停を教えてくれたお礼を言った後、

心の中で悪態をつき、

とりあえず、席に戻って様子を見ることにした。

すると私の斜め前に座っていたブラジル人の女性が、


「まだ、サン・ダニエレじゃないから大丈夫よ。

 私もサン・ダニエレに行くから着いたら教えてあげるね。」


と言ってくれた。

超良い人・・・・。


この国では大声で質問すると対応した人間が役立たずだったり、

あからさまにアジア人差別をしてきても、

周りの誰かが助けてくれる事が多いんです。

なので、大声で喋ることが大切。

あっ、だからイタリア人は声がデカいのかな?


Un bel giorno di tredici


ブラジル人の人に教えもらい、無事にサン・ダニエレに到着。

別れ際に、帰りのバス停と時刻表があるバス停の場所を教えてくれた。


本当に親切な人だったわぁ。

ビバ・ブラジル!


Un bel giorno di tredici


黄色の看板に「城とハムの道」って書いてあった(笑)

どんな道よ?

なんか素敵な道っぽくない?


Un bel giorno di tredici


この日はサン・ダニエレの生ハム祭りの日なの。


Un bel giorno di tredici


なんだけど・・・屋台が全部閉まってるぞ。

あれ?確か今日が最終日なはず・・・。


Un bel giorno di tredici


街の中心の広場にも人っ子一人いないんですが・・・。


地元の人に話を聞いてみると、祭り期間中は昼から屋台が開いてて

イベントもあるんだけど、最終日だけは夕方7時頃から屋台が開いて、

イベントも夜だけやるんだって。


え~~!

ホームページにそんなこと書いてなかったじゃん(涙)


実はサン・ダニエレからパドヴァまでは3時間強かかるのです。

サン・ダニエレからウーディネまでのバスも

最終が7時頃なの・・・・。


残念。

せっかく来たのに、生ハム祭り見れないじゃ~ん。


Un bel giorno di tredici


でも、どんな屋台が出てるのか知りたかったから

テントの隙間からパパラッチしてみた。


生ハムの屋台だけじゃなくて陶器とか、ラベンダーの店とか

雑貨とかの屋台が沢山あった。


確かに全部の屋台で生ハム売ってたら、それはそれでキツイもんなぁ。


Un bel giorno di tredici


お祭りは見れなかったけど、

せっかくサン・ダニエレに来たので、生ハム食べて来たよ~♪


生ハムといえば日本ではパルマが有名だけど、

パルマだけじゃなく、イタリア中で生ハムを作ってるんだよ。


で!!

私の周りのイタリア人たち曰く

「どこの生ハムも美味しいけど、サン・ダニエレは格別!!」

とのこと。


そういえば、チェッレのマンマも

「今日はサン・ダニエレの生ハムだから、

 特別に美味しいんだからね!!」

って言って夕飯の時に出してくれたなぁ。


Un bel giorno di tredici


甘~~~~い♪

トロンとした口当たりと、肉の甘味を感じる。

サン・ダニエレ最高です!!


フリウリ産の白ワインも美味しかったのぉ~~。

当たり前のことだけど、

地の物は地の物との相性が最高に良いんだねぇ。


前に友達と生ハム食べ比べ大会をした時は

サン・ダニエレとモンタニャーナが人気だったんだよ。


Un bel giorno di tredici


ドォーモの近くにあったお店に入ったんだけど、

外壁に描いてあった絵が素敵だった。

店の前のテーブル席は路地の間にあって、

とっても雰囲気が良かったんだよ。


Un bel giorno di tredici


鳩の絵も素敵。

なんだか絵の中に入り込んで食事をしているみたいなの。

NHKの『額縁をくぐって物語の中へ』みたいな体験が出来たよ。


Un bel giorno di tredici


せっかくなので、街中を散策することにした。

街の中心にあるドォーモはとってもシンプルな作り。


Un bel giorno di tredici


扉が現代アートっぽい。


Un bel giorno di tredici


聖人の銅像も現代アートっぽい。

この淡泊な表情が味があって良かったなぁ。


Un bel giorno di tredici


その辺に居たおじさんが、眺めが良い場所があると教えてくれたので、

行ってみることにした。

住宅地に入ってしまい迷っていると、近所の奥さんが


「そこ入ったところ、眺めが良いから。

 大丈夫、人の家じゃないから、そこ入って行って。」


と教えてくれた。

サン・ダニエレ、親切な人ばっかりだなぁ。

人の家のような敷地に入って行くと、素敵な壁画があった。


Un bel giorno di tredici

わ~♪

この眺めかぁ。

トンネルの向こうに景色が広がる感じが、とっても素敵!!

Un bel giorno di tredici


ちょっとトスカーナっぽい眺めだね。

緑の大地と家々がなんとも絵になるなぁ。


Un bel giorno di tredici


サン・ダニエレは丘の上にあるから坂道が多いんだけど、

その分、こういった坂道のある路地の風景が素敵なんだよ。

Un bel giorno di tredici


サンタントニオ・アバーテ教会。


「お、我らがサンタントニオじゃん。入ってみようか。」


なんて言いながら友達と軽い気持ちで教会に入ってみた。


Un bel giorno di tredici


教会に入ると、見事なフレスコ画が一面に描かれていた。

フレスコ画の見事さに一瞬息を飲んだ後、友達と声をそろえて


「ここじゃん!!!」


と言ってしまった。

実はサン・ダニエレに来る前に街の事をネットで調べてて、

素晴らしいフレスコ画があるって記事を読んでたの。


この日はインフォメーションも閉まってて

街の地図を手に入れることが出来なかったから、

勘で歩くしかなかったんだよね。


Un bel giorno di tredici


偶然見つけられて良かったよぉ~。

サンタントニオに感謝だねぇ。


ここのフレスコ画は1497年に地元の画家が描いたんだけど、

ヴェネツィア派の影響を受けているから、

色使いが鮮やかなの。

素晴らしかったぁ。

Un bel giorno di tredici

サンタントニオ・アバーテ教会の斜め前にある

お菓子&食材屋さんアデリア(ADELIA)。


可愛いチョコが沢山並んでた。


Un bel giorno di tredici

リキュールも豊富。

山があることからグラッパも種類が揃ってたし、

ザバイオーネのリキュールなんかもあった。


店員さんが沢山試飲させてくれたから、

いろんな味を楽しむことが出来たの♪

メロン、コーヒー、ミルクのリキュールもあったんだけど、

一番気に入ったのは木苺のリキュール。

冷凍庫に入れて冷やして飲むと、デザートそのもの。

バニラアイスに掛けたら超美味しいんだよ。

Un bel giorno di tredici


さすが生ハムの街だけあって、サン・ダニエレには

生ハム専門のレストランが沢山あるんだよ。


Un bel giorno di tredici

お祭り期間中なので、街の至る所に生ハムを模した飾りがしてあった。

この生ハム型の飾りが可愛かった。


Un bel giorno di tredici


洋服屋に生ハムのオブジェが飾られてるのにはビックリしたけどね。

洋服の横に生ハムって!!(笑)


Un bel giorno di tredici


坂を上って中心地に来るのは大変だったけど、

やっぱり眺めが良いよねぇ。

良い街だなぁ。
Un bel giorno di tredici


こんな街角も素敵。

ドォーモ広場の正面の道を少し下ったところなんだけど、

白い建物のテラスからは花が溢れ出ていたよ。

Un bel giorno di tredici


花よりも、その下にあるレストランに目が行くのが人間の性なのです(笑)


お昼、サン・ダニエレの生ハムとパンちょっとしか食べてないから、

お腹すいちゃったんだもん。


Un bel giorno di tredici


店の中には本物の生ハムがゴロゴロ飾られてるの。


でも、せっかくだから外の風を感じられるテラス席で、

軽く何か食べることにした。


Un bel giorno di tredici


そう、軽く『生ハム&メロン』をね!!(笑)


メロンが生ハムに埋もれて見えない!!

しかもメロンを覆い隠しているのはサン・ダニエレの生ハム!!

贅沢過ぎる・・・・。


Un bel giorno di tredici


メロンの全容を現してみました。


メロン、甘くてジューシーで旨い!!

サン・ダニエレに甘味があるから、甘いメロンとよく合うの!


日本人からすると、生ハム&メロンなんて意味わかんないじゃん?

でもね、さっきも言ったけど、地の物は地の物と

食べるからこそ美味しさが増すんだよ。

ここで食べると、生ハム&メロンの意味が分かる!!


サン・ダニエレの丘の上で

午後の爽やかな風を感じながら青空の下で食べる

サン・ダニエレの生ハム&メロン。


最高の瞬間だね。


この時、時刻は午後3時過ぎ、


「ねぇ、今3時だけど、これっておやつになるの?」


と友達に聞くと


「本当だ!!

 おやつに生ハム&メロンって何?!贅沢過ぎる(爆笑)」


自分たちの現状が理解できずに笑えてきた


「っていうか、おやつに生ハム&メロンって、貴族かっ!!」


自分たちで自分たちに突っ込みを入れた(笑)


Un bel giorno di tredici


コックの豚さんが生ハムを持ってる絵♪

シュール!!(笑)

サン・ダニエレの生ハムはイタリアだったらお肉屋さんやスーパーで

手軽に手に入るんだけど、

現地で食べたからなんとなく特別な味な気がした。


いくら甘味のある生ハムだとはいえ、

生ハムは生ハム。

この後、喉が渇いてしょうがなかったのは言うまでもないですね。


Un bel giorno di tredici


これまたドォーモ広場正面の道にある食材屋さん。

ここでお土産用の生ハムを買うことにした。

Un bel giorno di tredici


さすが食材屋さん、生ハムの飾り具合に本気を感じる(笑)

Un bel giorno di tredici


「何あれ~!見てぇ~♪」


友達が黄色い声を上げて指さしてのは皮で出来た生ハム入れ。

っていうか、生ハム入れなんてあるんだ?!

カッコイイ~(笑)

一見すると、ギターか猟銃が入ってそうだよね。

いやぁ~。

男性がこれ背負ってやってきて、おもむろに皮の入れ物から

生ハム出したら惚れちゃうよね(笑)


あなた、何者?!


って思って好きになっちゃうと思う(笑)

この店で、生ハムを買ったんだけど、

その他に「生ハムのミンチ」っていうのが売ってたんだよね。

見た目は本当にミンチなの。

初めて見たぁ。


後日、友達とルームメイトと皆で

生ハムのミンチとトマトでスパゲティを作って食べました♪

塩が効いてるし、生ハムの旨味が出て美味しかった!!


サン・ダニエレ、最高に美味しくて最高に素敵な街でした♪