お姉さんが働く街・サボーナ | Un bel giorno di tredici

Un bel giorno di tredici

~ある素敵な13日~

イタリアに関することを中心に、
楽しいこと好きなことを書いていきます。

イタリアの11月は日本の梅雨にあたる季節らしく、

雨の日が本当に多いんだよ。

災害になるくらい雨が多いみたい。

 

そんな日は、オリーブの収穫も出来ないので、

家でサフランの種を取っています。

 

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このように乾燥したサフランの花から、種を取る。

花の周りの葉っぱがトゲトゲしてて刺さると、

痛いんだこれが!!

 

そういえば、日本の紅花も棘があって、

紅花摘みをする娘達の指先からは赤い血が流れ、

紅花の赤い朱が娘の血でより赤く染まった。

 

なんて話に似ているなぁ。

 

サフランの黄色は娘達の血で、より深い黄色に染まります!!

 

って、怖っ!!

 

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種が小さい小さい。

オリーブ収穫もそうだけど、こういう作業をすると、

食べ物に対する「ありがたみ」を本当の意味で感じるようになるね。

 

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午前中、ずっと種取してたよ。

あまりに単調な作業なので、

パソコンでユニコーンのCDを聞きながらの作業をした。

 

ノートパソコンを持ってきたので、

日本の家族ともスカイプで話をしたりしてます。

 

なんだか凄く良い時代だよね。

世界が繋がってるって考えると、

インターネットって本当にすごいものだよね。


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お昼ご飯は隣町のSAVONA(サボーナ)で食べることになったの。

 

実は、お姉さんが働いている新聞社がサボーナにあるのだよ。

義理のお兄さんの車で、サボーナへ連れてってもらった。

 

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「サボーナには、こういう塔があるんだよ。

 昔は自分がお金持ちだということを、高い塔を建て誇示したんだよ。」

 

雨の中、義理のお兄さんが街を案内してくれた。

 

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「あの街なんだっけ?名前忘れちゃった・・・。

 イタリアには塔の街があるでしょ?」

 

お兄さんに聞くと

 

「あぁ、サンジミアーノね。そう!サンジミアーノは有名なんだけど、

 他の街でも同じように塔をたてたんだよ。」

 

面白い歴史だね。

 

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左側にある建物は、古い塔の横にアパートを建て、

塔を支えているんだって。

そのすぐ隣には、最新のアパートが建ってるんだって。

 

「すごく面白いよね。」

 

なんて言いながら、身振り手振りを交え丁寧に教えてくれた。

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「ほら!ciusca(チュスカ)!!

 これがサボーナの模型だよ!!

 僕たちはこの道から来て、港を通り過ぎて、

 この塔を見て、教会の横を通ってここにいるんだ!!」

おぉ!!まさにリトル・サボーナ!!

なにこの銅製の模型!!

超可愛い!!

そして正確な作り!!

 

お兄さん、ガイドになれるくらい丁寧な説明だよ~♪


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ちょっとした街角にも歴史的な建物があるイタリア。

サボーナも、美しい建物が多い街です。


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「ciusca(チュスカ)、あそこにマリア様がいるんだよ。

 サボーナも教会が沢山あるんだ。」

 

マリア様、美しいなぁ~。

普通の街角なんだけど、マリア様のいるところが輝いて見える。

 

「ねぇ、教会の鐘って、いつ鳴るの?いつも聞こえるんだけど。」

 

う~ん。と考えてから

 

「基本的には朝と夕方のお祈りの時。

 あと、お昼にも鳴るよね。

 それから、もようしものがあったり、誰かが亡くなったり。

 時と場合によって違うんだよ。」

 

素朴な疑問だけど、謎が解けたよ。

 

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サボーナは、こういう小路が多いそうです。

あと、昔ながらの建物には、もちろんエレベーターがないんだって。

 

「だから、僕はこういう家には住めないね(笑)」

 

よく分かる~~~!!

 

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ここは役所なんだって。

はぁ~。

素敵なお役所で・・・。

何かの宮殿みたいだよね。


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「パパ!!お腹空いた(怒)」

 

5歳の男の子は、雨の中歩かされてお怒りのご様子。

 

「ゴメンね~。」

 

と言うと、

 

「ciusca(チュスカ)はサボーナに初めて来たんだから、

 案内してあげようね!」

 

良いお父さんです。

でも、5歳の子が言うことを聞かな過ぎる時は、

しっかり叱るパパです!!

そして

「あぁ~、も~、まいった~。」

という溜息をついたりします(笑)

 

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お姉さんのお昼休みまで少し時間があったので、

バールに入って、待つことにしました。

 

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お昼だけど、アペリティーボやってるんだってさ!

プロセッコにイチゴを入れたお酒を頼んでくれた。

これ、美味しい!!

女子の心、鷲づかみですよ!!

 

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アペリティーボなので、ブルスケッタも付きます。

 

「ヴェネチアではバールをバーカロ、

 ブルスケッタをチケッティって言うんでしょ?」

 

お兄さんに聞いてみると

 

「え?初めて聞いた。バーカロ?知らないなぁ。

 たぶん方言だよね。

 うちの奥さんは、たまにリグーリアの方言がでるけど、

 僕の親はロンバルディア州出身で、今ジェノバに住んでるから、

 僕は標準語しか話さないんだよ。」

 

そうなんだぁ。

日本にも方言はある、という話をして

 

「そういえば、叔父さんも方言だよね?」

 

なんて聞いてみたら

 

「そう!方言。僕は叔父さんの話してること分からないもん(笑)」

 

だってさ。

 

お兄さんは綺麗なイタリア語で、ゆっくり話してくれるから

一番話が聞きやすい。

 

お姉さんとの馴れ初めを聞いたんだけど、

教会の行事の時に出会ったんだって♪

 

なに~、素敵じゃ~ん♪

 

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楽しい時間を過ごしたのは、こんな素敵な席があるバールです。


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昼休みに入ったお姉さんと、お昼ご飯へ。

本当に、最高の家族です。

 

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チェッレの伝統的な料理・パニッサ。

ひよこ豆をペーストにしてフライにしたものです。

ホクホクしてて美味しい!!

 

普通はパニッサだけでも食べるんだけど、

このお店ではパンに挟んで食べます!!

ハンバーガー感覚!?

重いんだか軽いんだか分からんが、旨い!!

 

街を歩きながら、こういのを食べるのがイタリアの文化なんだって。

 

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お姉さんは午後も仕事なので、

お兄さんとイタリアのビールモレッティを飲む。

ずっとワインだったから、久しぶりに飲むビールが美味しいっす!!

 

「日本にもビールはあるの?」

 

お姉さんの素朴な疑問。

 

「あるある、沢山あるよ。」

 

と言うと、お兄さんが

 

「日本は『SAKE(サケ)』だよ!!酒とビール!!」

 

と自信満々で言う。

さすがフィアットのエンジニア。

日本人とも仕事をしているんだろうね。

日本の事に、本当に詳しいの。

 

「は?知らないわ~。私、日本の事、あんまり知らないもん。」

 

興味がなければ、そうだよね(笑)

でも、さすがお兄さんは日本人の性質を良く知っていて、

私が写真を撮っていても

 

「いいよ、いいよ、待ってるから立ち止まって写真撮りな。

 日本人は写真を撮るのが好きだからね。」

 

なんて言ってくれます。

 

「さっき街を案内してたら、ciusca(チュスカ)が、

 サボーナは街が美術館みたいだねっていってたんだよ。」

 

なんて、嬉しそうにお姉さんに話したりもしてました。

 

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食事の後、お姉さんの職場を、ちょっと見学。

 

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さすが新聞社。新聞が多い。

お姉さん、本当に素敵なんだよ~。

 

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その後、ジェラート屋さんにも連れてってもらっちゃいました♪

雨でも寒くてもジェラートは美味しいんです!!


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しかも3種類も選べちゃうのだよ!!

なめらかで、味が濃くて、

ジェラートというよりケーキを食べているような深い味わいなの。


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「ここはサボーナでも一番有名なジェラート屋さんで、

 本当に美味しいのよ。」

 

そう説明しながら、お姉さんが店内を案内してくれた。


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ほら、こんなに素敵なジェラート屋さんなのよ!!

 

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タイルもいいよね。

サボーナの昔の風景なのかな?

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床には、こんなモザイクがっ!!

ジェラートだけでも、十分美味しいのに、

店の雰囲気がジェラートの美味しさを倍増させる。

 

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ジェラート以外にも、こんなに種類豊富なお菓子が!!


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わー!美味しそう!!

ケーキを一種類ずつ説明してくれるお兄さん。

全部食べたいわぁ。


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お腹いっぱいでも、目が欲しがるよね。

貪欲ハニーです。


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手書きの可愛いメニュー。

 

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「夏になると、このフルーツポンチにアイスを乗せたり、

 フルーツとアイスをミキサーで混ぜて食べたりするのよ。」

 

お姉さん!それ最高じゃないですか!!

 

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ガンガン写真を撮っていると、店の奥のおじさんが笑っていた。

おじさん、ちょっとジョン・ステイモスに似ててカッコ良かった(笑)

 

(※ジョン・ステイモス=フルハウスのジェシーおいたん。

 今はgleeの準レギュラーとしても活躍中。)

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ジェラートの歴史が書かれた紙も額縁に入って飾ってあった。


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ジェラート屋の目の前には、劇場もあって、

今も現役で使われているんだってさ。


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なんか、劇作家っぽい人の銅像です(笑)


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夜はマンマの家で食事。

マンマは少し足の調子が悪いので、

毎晩、叔父さんの家に夕飯を届けるのが、私の日課です。

 

「テーブルの上に置いてくればいいから。」

 

とマンマは言うんだけど、私は必ず叔父さんに声をかけます。

無愛想な時も

 

「どう?調子どうよ!!

 これ夕飯運んできたから!甘い物もあるから!!」

 

なんてしつこく声を掛けます(笑)

 

今日のマンマは、

パプリカをガス台にダイレクトに置いて焼いてました(笑)

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野菜のスープ。

これも畑で採って来たばかりの野菜だから、新鮮で美味しい♪

 

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スープを掛ける前に、パンの上に大量のチーズを乗せます。

スモークチーズみたいだったけど、

実はモッツァレラチーズなんだってさ。

よく伸びるチーズだったよ。


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サラミもたっぷり!!

お兄さんが持ってきた叔父さんの赤ワインに、よく合います。

 

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こちらはフェンネルの種が入ったチーズ。

 

「ほぇ~!フェンネルの種?!」

なんて、驚く私が面白いようで大笑いのマンマ。

 

「食べられる?好き?」

 

心配してお兄さんが聞いてくれたので

 

「好き!美味しい!好き好き!」

 

なんて、答えたらマンマが

 

「ciusca(チュスカ)は、なんでも食べるし、なんでも飲むのよ。」

 

なんてニヤリと笑った。