ちばる食堂っておじぃちゃんおばぁちゃんばかりが
働いていると思っている方も多いだろうし

認知症って聞くと高齢者のイメージが多いけど
60歳以下で発症する『若年性認知症』という病気もある。



ちばる食堂では若年性認知症と診断を受けた方も
一笑懸命に働いている。働き当初は車で通勤してたんだけど段々と車の操作が分かんなくなってきて今では僕が送り迎えをしてる。

自分でやりたい気持ちはあって、頭では理解してるんだけど行動に移すとできない。その出来ていない光景を自分で見て想像しているものと現実がかけ離れていることにショックを受けるって言ってた。

食堂の準備で箸を箸袋に入れる仕事があるんだけど
『箸を袋に入れればいいですか?』とちゃんと確認をして作業を始めるけど、右手に箸を持ったまま、箸を探したり、箸をまた取ってしまって手の中が箸だらけになってしまったり。

それくらい短期の記憶、空間的な把握がわかんなくなっちゃう。

それでもさっ。そんな自分も自分だし、働きたいって思う間は働きたいって思っていることがすげぇなって。

誰だって忘れちゃうことあるし、冷蔵庫の前に立ってあれ?何しに来たんだっけ?って思うことだってあるじゃん!メガネをデコにつけてメガネ探すことだってあるじゃん笑

僕がちばる食堂で大事にしてるのは
『働かせる』とか『働いてもらう』っていう雇う側の気持ちじゃなくて『働きたい』という気持ちを大事にしてる。
働きたいけど、出来ないこともある。そこを知ってサポートするのが僕の、ちばる食堂の働き方。

それが介護福祉士の働き方でもある!
介護という名のお世話をすることが介護福祉士の仕事ではないってことも知ってもらいたいな✌️