おはようございます!久しぶりにブログのことと介護の物語を描いてたことに気がついた市川貴章です


ちばる食堂を始めて5年目になって、あれよあれよという間に介護、障がい福祉も始まってなんだか順風満帆に側から見ればそーなのかもしれないけど、そんなことはなくて直面する課題に対して解決する方法を模索してったらこーなったって感じだし、ちばる食堂は僕が1人で始めたけど、今はチーム戦になってて、チームが居ないと成り立たない。今働いてくれてるチームには感謝してる。


チームも形成されて順風満帆に見えることで、外側にいる人、つまり応援する人が手を出しにくくなるのもあるかなぁって思う。

応援って資金的なことだけじゃなくて、手を出したくなる、中に入ってみたくなる、助けたくなる。だと思うから、もがいてる方が応援のしがいは出てくる。


ちばる食堂なんてまさにそうで、得体の知れない誰も手を出そうとしなかった事業で四苦八苦しまくってたから応援してくれた人が増えた。


僕が考える福祉って、いつもフラットで特異性が出たらダメだと思ってる。もちろん専門的な知識や技術も必要になるけど、誰でも意識としてもっていて欲しい部分かなぁと。だからこそ、認知症当事者が働いていようが、特別なことにするんじゃなくて、誰もが出入りできる敷居の低い構造にした。日常生活の中に『福祉』とか『介護』とかがいつしか入ってきて、何か困り事があれば、ちばる食堂に行けばいっかぁとか、普段は聞き流してたり、通り過ぎてた福祉や介護の情報にも意識が向くようになったりとか。


専門職だけが支えるわけではなく、支えられるはずもなく、全部取っ払ってしまえばその地域で過ごす人たちが助け合えれば、福祉や介護っていう概念だけ残って、難しいことは薄れていく。


とはいえ、福祉や介護とか難しい問題もあって知識や技術がないと次の一手が打たないこともあるけど、手を出さない難しい『こと』にしてしまいすぎると近寄ることも難しくなる。


これが一般社会と介護社会の間にある壁で、これをどうにか壊していきたいなぁと今でもずっと思ってる。昨今、認知症高齢者や生活困窮者の万引きが増えてる。これは、日常生活を送るよりも、軽犯罪を犯して、雨風凌げて三食食べれる刑務所に入った方がいいって考える人がいるから。


でも、わるいことはわるいからしない方がいいし、認知症の万引きに関しては症状がさぁさせてしまってる部分もあるから、万引きだけを抑制しても『買い物をしたい』って想いは潰されてしまう。なんとか、そこを打開する方法はないかなぁと四苦八苦。


まぁとにかく、順風満帆なんかじゃなくてやることはたくさんあって、もっと人が人らしく自分が自分らしく過ごせる日常を創り出したいなぁと創造と妄想を繰り返してる。


物語を描くのも、子供や若者、子供に読む親になんとなくでも一瞬でも介護や福祉を考える時を作りたくて作ってる。良いとか悪いとかじゃなくて意識に擦り込めるか入り込めるかどうか。


1人の意識が変われば、その1人が複数に増えれば

きっともっと優しくなれるよねって思う


引き続きちばります!