最近の働き方と脳みその使い方に嫌気がさして過去の自分のブログを読み漁ってる市川貴章です。
おばぁちゃんがスマホ使って『市川貴章 ブログ』って検索してることにびっくりした



【働くということ】
認知症と診断された方と働く。障がいを持つ方と働く。制度を使わずに一般雇用で働くちばる。
これがすごいこととか、当たり前とかもぉどーでもよくて介護とか介護じゃないとかもどーでもよくて一緒に働く仲間としてみんなと付き合ってる。だから、介護現場でよく見られるようなおもてなし感やいたわり感みたいなのは、ちばる食堂にはない。ってゆーか、そんな介護の仕方は令和の介護には合ってないかもね。これから団塊の世代の高齢者増えてくる。いわるゆ『おばぁちゃん👵』みたいなおばあちゃんは減る。
だから、おばぁちゃんだからとか障がいがあるからとか関係ない。『働く』一人の人として接する。だから厳しいことも言う。側から見れば優しくないと思われたりすることもあるかもしれないけどリタイアするまで一緒に過ごして行く。『働く』と言うことを考えると優しさやいたわり感だけではその人たちを支えていくことはできない。
その結果として、のりこさんはちばる食堂を生きがいの場、役割のある場として認知症になっても3年間働き続けてる。朝電話で『風邪ひいちゃって』と言われることが多い。優しさだけなら『じゃー今日は休もっか』って休み連発でいつしか仕事に来ることをわすれてしまう。『風邪ひいちゃって』の背景をしっかりと僕が把握して『ただの寝不足』と倒れた時のイメージが色濃く残っていることを考慮した上で会話をすすめている。
こんな感じで朝から時間がかかる時はトータル1時間半くらいの時間をかけて『働く』まで気持ちを持っていく。働く時間が近づいてくると、風邪ひいちゃってっていったことはスッカリ忘れて『店長働きたいから早く迎えにきてよー』に切り替わる。面白いものだ全く。それで今ののりこさんがいる。90くらいまで働くって言ってるからあと15年厳しく寄り添っていくかな!