「人手不足により従業員を大募集中！」最近は本当によく見かけるフレーズです。
私もいろんな職場での就労経験がありますが、特にコロナ禍で打撃を受けた飲食業や宿泊業、サービス業やバス・タクシードライバーといった働く環境が比較的あまり良くないとされている仕事についたことは何回もあります。
入りやすい職場であればあるほど出る人も多いというのはブラック職場あるあるだと思いますが、求人を見てすぐにとびつくような行動をとっている限り、ホワイトな職場へと就労できるチャンスはまず巡り合えません。
何といっても要注意な職場は常に社員（パート）募集中であるケースです。飲食・旅客・サービス・介護・保育など、新聞などについてくる求人広告で常にお見掛けするような企業群は本当に中身をよく調べないといけない要注意な企業ですね。
それら人手不足の企業群を継続的にピックアップすると、本当にいつも同じ求人内容で年がら年中募集している企業や職場というのは際限なくありますよね。それらの多くは就労環境が悪いから人が定着できない職場と考えていいのはほぼ間違いのない事実です。
タイミーなどの日雇いアプリを見ていても、常に人員募集している職場はだいたい決まった顔ぶれです。コンビニ、ファーストフード、飲食業、倉庫業、サービス業、イベント業、引っ越し業など。（よくマックジョブなどとも言われている）
普通の求人では人がまず雇えないため、タイミーのような日雇いバイトを使ってまでして？本当に誰でもいいので人を常に募集しています。しかもその多くは地域の最低賃金で募集していることがほとんど。
タイミーを見ていると、求人企業で就労した労働者が記したコメントも幾つも見ることができますが、飲食業は特に総じて忙しい。週末などはバタバタです。経験者しか採用していない企業もたくさんありますし、初心者では通用しないとなればそれはよほどキツイ仕事なのでしょう。（私も経験がありますがｗ長期でやるもんじゃないｗｗ）
配送の仕事もよく見かけます。近年はドライバー不足と言われています。電話やネットで購入したものなどを配達・配送するお仕事は本当に大変だと思います。配送時に駐車するスペースにも気を配らないといけませんし、詰んでいる荷物が倒れたり、崩れたりすることも避けなければなりませんから運転にも気を使います。
従業員募集が常にある大変なお仕事というのは一件一件（一個一個）の単価が安い仕事がほとんどであり、たくさんの仕事を長時間こなさないとそれなりの収入になりません。それで心身が疲弊してしまい就労者自らが撤退して業界が人手不足になるケースが本当に多いですね。
日本国内ではそういった人手不足の業界がどんどん増えていくことでしょう。人手が足りないということはつまるところその仕事の魅力が低いか、給与が低いか、仕事がキツイか、そのどれも全てがということにもなります。
人手不足の業界というのはその人が足りない理由が一体どこにあるのか？そこをしっかり見極めてから求人に応募しないと、入ってから「こんなはずではなかった」と後悔して数か月もしないうちに辞めてしまう人が後を絶たないでしょう。
日本は人口減少で人手不足となる業界がどんどん増加していきます。人手不足になると就労環境はそれに比例して悪化していきますので、日本の数多くある職場が就労環境が悪くなっていくということにもなりかねません。
職場の就労環境を知るための方法は数多くありません。ネット情報も必ずしも当たっていないものもあり、内情を知りえるのは難しいのですが、常に人員募集している企業だけは継続的に求人サイトを見ていればチェックできます。
職場選びは時間をかけて、ネットなどで内情をよく調べながら、常に人員募集をしている企業を一つ一つはじいていくことで、少しは求人検索数を減らすことができると思います。（それくらい常時人員募集している職場は多い）