「飲食店は人手不足」の話の続きです。なぜ飲食店は辞める人が多いのか?
(過去記事)
私も飲食店での勤務が過去2回あります。1回目は高校生の頃(ウェイター)、2回目はリタイア(厨房)後、いずれも半年以内で辞職しました。理由は当時必要なお金(20~30万円分)を稼いだということと、長く務めるには働く条件が厳しすぎたからです。
私がなぜ辞めたかの一番の大きな理由はやっぱり仕事量が多すぎるから。飲食店で働くと非常に疲れます。身も心も。
体力的にキツイというのもありますが、注文が殺到すると超人的にこなさないと回らなくなるのが休日や週末の飲食業界。精神的にもきつくて、飲食店で働く人に対してお客さんの座る席があまりにも多すぎるのではないかと感じたことはありました。
その他にも確実に休日出勤を強いられる必要があることでしょう。週末や土休日・祝日などは飲食業界の稼ぎ時でもあり、一般の人々が休む日に飲食業で働く自分も休むということは、そこの従業員である限りは難しいです。
給料が安いのもそうでしょう。アルバイトだったらどこでも似たような待遇ではありますが、あれだけ忙しくても休日手当で時給や日給がほんの少しだけ上がるぐらいですので、正直言って割に合わないと考える人も多いと思います。
また、衛生面にも気を使わなければならないのも結構大変なことです。食中毒はもちろんのこと、新型コロナウイルスなどの感染面でも飲食店では感染りやすいことがあります。
人が食べた皿を洗ったり、食べ残しやゴミもたくさん出るので、そういったものを片づけたり廃棄する時に何度もストレスを感じる人も多いと思います。
私が仕事で厨房にいたときは、毎日揚げ物を上げるフライヤーの油を処理したり、きれいに掃除したりというのを毎日しなければなりませんでしたので、手間がかかるし、手は油まみれになるし、臭いもきついし、職場環境や条件面で見ても厳しいものがありました。
今思えば何で二回も飲食業で働いたんだろうと考えたりもしますが、自宅からすぐに通える勤務場所となると、地元で働くとなればコンビニか、スーパー等のレジ打ちか、飲食業、介護業、工場勤務、倉庫、配送や郵便の仕事など、だいたい働ける相場が決まっています。
アルバイトやパートであればどれも時給1000円前後の仕事ばかりであり、この程度の時給で仕事をするのならあんまりハードな仕事を選ぶのは働き損になってしまいますね。
自分が好きな仕事であればまだいいのですが、お金を稼ぐ目的だけで働くのであれば、もう少し楽で割のいい仕事を探したくなるのも人情です。私も今している仕事は上記の業種は入っていません。
飲食店は私も時々利用していますが、いち消費者としても働く方があまり無理をしないででもできる職場づくりを目指してほしいです。