日本には超富裕層(0.2%)・富裕層(2.3%)・準富裕層(6.3%)で約10%弱の世帯が5000万円以上の資産(不動産を除く)を持っているとされているようです。超富裕=5億・富裕=1億・準富裕=5千万円の順ですね。
超富裕層は企業オーナーや土地成金、代々の資産家といったところでしょう。普通の人ではまず縁のない世界だと考えられるポジションです。
富裕層でも、やはり投資や起業に成功した人か規模の大きな相続でも無い限りは普通のサラリーマンの層にはなかなか難しいレベルだと言えます。
ただ、富裕層の場合、60歳で資産1億円という世帯は共働き世帯で計画的に貯めてきた場合であれば十分にあり得ますし、1馬力でも過去の大企業や公務員で退職金が高く貰えた社員・職員であればあり得ます。でも、投資や出世で運が味方しないとなかなか達成できないレベルでしょうか。
準富裕層の5000万円は退職金が2000~2500万円ぐらい出る人であれば、十分にあり得る金額です。昔はサラリーマンでも3000万円ぐらい退職金が出る時代がありましたので、70代高齢者ではけっこういるかなと思います。
これが若い人で40代までということになると、先日のFIRE調査のようにかなり数が少ないのでしょうね。5000万円(準富裕層)になるにはやっぱり投資や起業(副業)などで一発二発当てないと難しいかなという印象があります。
不動産投資でローンを使えば、40代準富裕層は実現可能なレベルではありますが、東京の築浅マンションでも今は物件価格が7000~8000万円近くになってしまいましたから、都内での不動産投資を使ったやり方ではその実現が厳しくなりました。
今は株式投資や暗号資産が注目を浴びるのも正直ムリはない気がします。億万長者になるためのハードルが上がり、選択肢が狭まっていますからね。