人手不足なのに薄給!? | Passのブログ (情報部屋)

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日本国内で実際に仕事をしてみると、どこの職場も人手不足なのが分かります。ウチの職場でも若干ですが人手不足気味であり、人材募集をしていても、それほど数多くの応募があるわけではありません。また、定着率も必ずしも高いとまではいえないようです。

 

過去最高の売り上げなどとニュースのあったコンビニ業界でも、常に人手不足ですし、都会や政令市などでは外国人労働者も多いです。給料(最低時給)の高いとされる東京や横浜でも、時給は1000~1200円前後。フルで勤務しても手取り月15~18万円、いくら頑張っても手取り年収200万円の世界でしょう。(その割には忙しい)

 

 

 

 

日本の職場は本当に忙しいところが多いですね。過去最高の売り上げをもたらしている業界でも、人手不足は深刻であり、今後は一層作業の効率化や自動化などの動きが増してくるでしょうね。

 

確かに日本国内は都会を中心に何でも良ければ仕事はあるものです。しかし、時給は安いのでフルで働いても都会で一人暮らしをするのは極めて厳しいと言えます。ハローワークで見る限り、非正規の年収が手取り200万円だとすると、中小企業の正規職員の年収は手取り300万円でしょう。1.5倍といえば聞こえはいいですが、物価や家賃の高い東京や横浜で暮らしていくにはかなりキツい収入です。

 

東京だとワンルームマンションの家賃だけでも年100万円はかかります。年収の半分から3分の1は根こそぎ持ってかれます。首都圏のような所でさえ、時給や日給は1000円や1万円前後の所がほとんどで、若い人(20~30歳)がフルで働いても年収200~300万円の仕事しかないと言えそうです。(特別な能力や資格を持っていない限り高給職にはありつけない)

 

私が若い頃はそれほど大した能力がない人でも30~40歳で年収500~700万円ぐらい貰っている人がザラにいたものですが、あんな時代は二度とやってこないでしょう。今では能力があっても30代で年収300~500万円前後ぐらいに抑えられているのが現実です。

 

科学や技術が進めば人がやる仕事が無くなるという意見もありますが、人手不足の実態を見ている限り仕事は無くなりそうにありません。儲からない仕事や求人がどんどん増えていくだけだと思います。

 

仕事ができない人がお金をそれなりにもらえる昔がおかしかった」という意見もありましたが、今は「仕事ができる人であってもそれなりのお金がもらえないのがおかしい」という意見もあり、そのどっちの意見が正しいのかよく分からなくなります。

 

日本は平均給料が30年以上まったく上がっていないといいますが、昔のように誰でも彼でも年収で数百万円が貰える時代でないのは確かです。昔が異常だったのか?今が異常なものなのか?日本が世界の潮流に乗り遅れたせいなのか?ITブームに乗り遅れたのせいなか?日本経済低成長の詳細な説明ができる専門家はあまり多くはありません。