ひきこもり数200万人 | Passのブログ (情報部屋)

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江戸川区で区内在住の「ひきこもり」に関する実態調査の結果を発表したそうです。その結果によると、新たに判明した人数は8,000人。過去に把握している1,000人も含めて約9,000人の方が「ひきこもり」の状態であるという実数が分かりました。

 

 

江戸川区の人口は約69万人。今回の調査では約77,000世帯から回答が得られていないということで、これを引くと調査人口は約60万人で約9,000人のひきこもりの状態の方が居られるということです。

 

ちなみに、この江戸川区の比率を全国比で換算してみると、日本人の人口が1億2500万人なので、日本でのひきこもりの方の総数が約188万人となり、最低でもおよそ200万人のひきこもりの状態の方が全国にいるという推測ができます。

 

さらに、東京都江戸川区よりも雇用が少ない地方や郊外の方がひきこもりの率がさらに高いという現実も予測されるので、それらを勘案すると実際には全国で300万人ぐらいは存在している可能性も考えられますね。

 

 

200~300万人といったら関東でいうと群馬県・栃木県・茨城県の人口に匹敵しますし、政令指定都市なら名古屋市や札幌市の人口に匹敵します。

 

500万人という数字はやや誇張している気がしないでもないですが、政府の調査では中高年の引きこもり状態の人口は61万3000人、若年層は平成27年の調査では54万1000人合計で115万人という数値を出しています。実際には政府の出したこの数字よりも倍ぐらいの実数があるかもしれないということが見えてきます。

 

その多くは親などと同居をしているため、これから高齢の親が亡くなった後に子どもたちがどう生活していくのか?といったことが本格的に問題になると思われます。

 

ちなみに生活保護の世帯数で見ると約164万世帯(204万人=2021年)が給付を受けているので、それよりも多い世帯が隠れていることになります。最低でも400万世帯ぐらいは生活保護が必要になるかもしれません。5,500万世帯のうち400万世帯(約7~8%)と考えるとかなりの数字です。

 

日本人の準富裕層が342万世帯、富裕層が124万世帯(2019年)、合計で466万世帯ぐらいのお金持ちがいるので、ほぼ同数の生活保護世帯やひきこもり世帯がいると見てよさそうです。これでも日本は世界と比べれば格差がまだ少ないと言うならば、この現状を一体何と呼ぶべきなのでしょうか?