昨日の雪と思われる影響により、東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生していまいた。今日の東横線はほとんどの区間で電車が動かず混乱していたようですが、今回はけが人もまだ少なく、金曜日の深夜(土曜日)なので良かったでした。
しかし、これは酷い。パンタグラフのあるモーター車両の端っこが完璧に潰れています・・・。(もしここにいたら即死?)
当時、横浜では積雪20cm以上の大雪が降っていたのに、東急の運転指令所は当該区間で徐行運転を指示していなかったというのは、ちょっとそれを聞いて「信じられない!」という気がしましたね。
この手の雪での追突事故は、かなり昔に西武新宿線の田無駅でも発生したことがありました。
やはりこれも大雪の日のことであり、首都圏の雪は特に湿り気が多く、ブレーキも利きにくくなるということで、雪の時は早めに運行を停止にする方が正直無難なのかもしれません。
強い台風でも、大雪の日でも、とにかく路線を動かすことが鉄道会社の信頼性を上げている風にも世間から見られがちではありましたが、今回の事故を受けて、ドカ雪の日の鉄道の運行制限をもっと考えた方がいいようにも思いましたね。
短時間でドカ雪が10cm以上降ったら、公共交通とは言えども過密に動かすのはさすがに危ないんじゃないでしょうか?
豪雪地域を走る閑散路線であればともかく、年に何回も雪が降らないような首都圏では、こういう不測の事態になるのはある程度で事前に分かっています。
その場合は、早く仕事を切り上げたり、災害の休日にしたりなど、いろいろ手はあると思います。
雪が降ろうが、ヤリが降ろうが、それでも仕事に邁進するようなことを崇拝する行為は、日本人もそろそろ考えを改めた方がいいでしょうね。失うものの方が大き過ぎますので。
今回、衝突した双方車両の何両かは、残念ながら事故廃車になるんでしょうね。まだ新しい車両なのに、ああ、もったいない!
(参考記事)
○【東横線追突事故】ATC作動後、雪で滑った? ブレーキも制動力ダウンの可能性(SankeiBiz)
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/140215/cpb1402152305001-n1.htm
○「非常ブレーキ利かず」追突電車の運転士が話す(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140215-OYT1T01259.htm?from=top