面白い日経の鉄道系記事 | Passのブログ (情報部屋)

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私は新聞は日経を取っていますが、ウェブ上の記事もよく読みます。その中で、なかなか面白いなと思うのは、日経電子版の鉄道関連特集記事です。


今回(2/14)の特集は「なぜ東京駅の中央線は高架ホームになったのか?


(参考記事)


○東京駅、中央線ホームなぜ高い 鉄路争奪戦の力学(日経)


http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1203P_S4A210C1000000/



この理由は非常に簡単で「北陸新幹線ができる前に、JR東日本の東京駅新幹線ホームを拡張したかったから」が答えになります。


こうして振り返ると、来年に開通する予定の「上野東京ライン」も、もともとはそれまで上野~東京間で敷設されていた在来線の線路を引き剥がして、東北・上越新幹線の新しい専用線として明け渡してしまいました。


上野から東京までの、あの大混雑した山手線・京浜東北線も、実はその主たる原因に東北・上越新幹線の開通があったのです。(あの行き詰る車内空間は日本一混雑する区間としても有名です)


日々の通勤輸送よりも、新幹線の都心輸送確保を最優先したのですね。その方がお金が儲かりますからw


それにより、東北・高崎・常磐線の北東側通勤客は上野止まりを余儀なくされてきたのです。昔は東北線方面からも東京方面に乗り入れていたらしいのですが、私もその記憶がありません。


東海道線と直通することで被害を受ける神奈川住民の直通忌避論は脇においといても、朝夜の最混雑時にあのような超・圧迫感の激しい山手線・京浜東北線に乗らなくてもよくなるのは、日々の北東側利用者にとってはかなり朗報でしょう。


東北・上越新幹線が開通して約30年経ってから、ようやく在来線にも新線が開通することとなり、上野~東京間の混雑状況が劇的に緩和することになるわけですね。


しかし、その完成までは随分長かったなという思いも一方でします。(私はサラリーマンを辞めてしまいましたから・・・)


小田急線の複々線化工事なども、いまだに完成していませんから、数年後にできた頃には、既にサラリーマンからも引退していたという中高年諸氏も多いのではないかと思います。


いずれにしても、東京の鉄道網の複雑さは、ちょっと奇怪です。熱海から前橋まで直通する列車ができても、全て乗り通すのは乗り鉄道オタクだけかもしれません。


ただ、普段の生活の中で「熱海行き」とか「逗子行き」の電車が行き交うことになれば、一般の人も「ああ、ちょっと温泉でも行ってみようかな・・・」、「海でも見に行こうかな・・・」と思う人は増えるに違いありません。


「勝田発の熱海行き!?」そんな直通運転が見られるかどうかは分かりませんが、土休日ぐらいであれば設定してもいいかもしれません。私はそれで普通列車グリーンで熱海まで温泉に行っても構いません。


JR東日本関係者の方がもし見ていたら、そんな夢のあるダイヤをぜひよろしくお願いしますw