貧困は誰の責任なのか? | Passのブログ (情報部屋)

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ガールズプア、やはりテレビでの反響がなかなか大きいようですね。私のブログでも、凄い勢いでこのキーワードに反応がありました。

今は女性に限らず、貧困問題は日本で国内も状況が深刻化していて、国家を荒廃にもたらしかねない憂慮すべき時代に突入していると思います。

日本も、欧米・中国に引けを取らない超えられない格差がいよいよ横たわり始めて、国家や国民の連帯感を分断しかけていると私も実感できます。

どれだけ個人が努力しても、その行動が報われない社会では、心の病が蔓延していくでしょう。

私も、その被害を受けた方なので分かりますが、このまま放置すると、自暴自棄になる人が急増して、社会でとんでもないことが起こり、世の中に絶望感が幅広く蔓延していくことを私も恐れてしまいます。

アメリカのオバマ大統領についても、アメリカ国内の格差是正についての行動を今年はもっとしなければならないと述べていました。

どのような社会にも格差はあるんだと、小泉純一郎元首相は過去におっしゃっていましたね。共和党的な考え方ですが。

しかしながら、格差や差別は、根源的には国民意識の上に政治体制や利権構造が重なり合い、大きな格差を作り出している側面もかなりあります。

やはり、政治家のトップが弱者を突き放す言い方をするのはあまり好ましくないことのように私も覚えたものです。

私自身は、やはり経営者や政治家など格差の上に立つ人のモラルの欠如が、日本でもかなり深刻化した問題になっていると感じました。

私もそうでしたが、サラリーマンで巨大組織にいると、その問題や弊害が直接的・間接的に降りかかってくるので、真面目な働き手の肩や腰にずっしりとのしかかってくるのです。

それが、私のサラリーマン人生を犯し始めて、自分自身の目指す生き様を潰されかねない事態に陥りました。

だから、私は苦渋の決断の末に、サラリーマンを辞めたのでした。

ありきたりな答えは無いかもしれないですが、やはり、格差問題や政治や経営の問題の劣化を見逃しておくと、いつか自分自身に跳ね返ってくるのは間違いありません。

それを自己責任や自業自得と考える人が増えたら、この国の未来はいずれ無くなるだろうと私は考えてしまいます。

今は特に個人が、このような厳しい現実を直視しながらも、このような関心を持ち続けるしかないかもしれません。

関心を持ち続ける限りは、何かしらの動きが起こり、社会が変わる可能性も秘めているような気がします。

その昔、私が子どもの頃は、大人達はもう少しみんな大らかなであり、格差や偏見について、あまりそういうことを子どもに強く意識させないような古き良き文化があったように思います。

子どもはもっと平等であり、金持ちの子どもも、貧乏な子どもも、分断されているようなことは、今ほどはありませんでした。

たくさんの子ども達が、そのような格差に飲まれて、若い頃から絶望していくような社会になれば、日本は先進国から脱落していき、芯の無いフニャフニャな社会が出来上がります。

もはや昔とは全く違う国になっていくことを、いずれ容認せざるを得ない状態に陥る可能性が高いかもしれません。

日本人の国民間の格差が開いても、人々の連帯感を少しでも意識できるような、そんな良い繋がりを保てるよう、やはり強く認識しないといけないのかもしれませんね。

よい国でいられるかどうかは、やはり国家の危機で改めて試されるような気がします。


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