サラリーマン的スローガン | Passのブログ (情報部屋)

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不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

今夜の飲み会も、サラリーマン仕事にまつわる多くの理不尽な話をたくさんして、参加者一堂で何かと仕事話に大いに盛り上がりました。

私の方は、サラリーマンの立場から今はもう離れてしまったこともあり、アホな上司の話や、無駄な長時間会議など、ナマで聞ける愚痴や世間話が今ではとても懐かしく、やや刺激的だったりもしますw

少しはサラリーマンの働く社会も変わっていたりしていないかな?と淡い期待もするのですが、やはりそんな奇跡的なことが国内で起きているはずもありません。

昭和の高度成長時代以前とも何一つ変わっていない労働環境や勤務体制・雇用慣習のあれこれに縛られる現代のサラリーマンの人生・・・。

どこの職場でも「サービス残業」や「無駄な会議」の連続、「上司への無駄な気苦労」、そして若い人達に対するありもしない「仕事のやりがい」を取り繕う採用担当者の苦悩と、空回りする日本の働く社会の姿を改めて聞き出されて、何とも深いため息が出ました。

ホントは大変ブラックな職場なんだけども「大変やりがいがある仕事を任される」だとか、「頑張れば必ず報われる報酬体系」だとか、あることないことをさもあるように見せかけながら、若い人に成長への虚像を植え付けるという、何とも宗教チックな世界観に浸って、思わずオエッとなってしまいました。

建前重視の日本のサラリーマン社会では、本音を語ることは一切許されず、「会社の成長こそが自分の成長」だと信じて疑わせず、それに向かってずっとラットレースの如く突っ走らなければならないのですから、まるで昔の軍隊のシゴきようにも見えなくもないです。

日本の労働体制というのは、やはり村社会的な社会主義体制色が大変に根強いのだろうという推測もなされました。

こういう集団的な「和の空気」というのは、世界がグローバル化して、金融資本主義の横行する時代の中にあっては、どれだけの労働者に無理や無駄を強いることになっているのか?

そうか!今のサラリーマン体制はあの太平洋戦争の頃の日本の軍隊とよく似たような時代背景に思いっきりかぶっているんだなと・・・。(いつか来た道)

昔の戦争時代での軍隊の苦労をここで語るまでもなく、今のサラリーマンの苦悩や煩悩というのは想像を絶するものがあります。

「過労死」はさしづめ「戦死」と同意語を指すのかもしれないなと、そんなふうに私は今の日本のサラリーマン社会を総括するのでした。

撃ちてし止まむ!贅沢は敵だ!
改革なくして成長無し!成長か死か!

などと勢いのあるスローガンを政治家や経営者が叫ぶこと自体、やっぱりこれはブラックな労働社会になっているんですよね・・・。(何と恐ろしい時代)


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