年々出される本のタイトルが過激になっている午堂登紀雄氏の著書がありました。それがこちらです。
貧乏人が激怒する ブラック日本の真実 「情弱一人負けの時代」を生き抜くヒント/光文社
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○情弱ほどブラック企業を批判する~労働時間で判断するな、嫌ならやめろ、自分でつくれ(ビジネスジャーナル)
内容については、ブラック企業に勤める社員が「情報弱者」だということですが、そのバッサリ感がすごく強烈です。(最近、こういう本が増えてきました)
こういう話って、同年代の人間にストレートに言われると思わずイラッとしてしまう場合も多いと思いますが、逆にここまでバッサリ切ってくれると、恐れ入ってしまうぐらいに正鵠を射ているところもあります。
ブラック企業がなくならないのは、もちろん企業側にも責任があるものの、社員の側にも問題があるという論点はまさにその通りでしょう。この意識を変えないと働く環境はまず変わりませんし。
ブラック企業というのは、ブラック社員(又は上司)によって必然的に成り立っている訳で・・・。
また、何かにつけてバッシングをする人に対しても「文句を言うのみで行動を起こさない人は、正義感を装っている自分に酔っているだけ」と強烈な批判を展開しています。
これは言うなれば、韓国などが日本をバッシングして叩く構図ともよく似ているわけですよね。公務員をバッシングする一般サラリーマンでも同じ穴のムジナになるのかと・・・。
とにかく文句を言っていても人生は始まらないので、この逆境をチャンスだと捉えて努力しようとすればいいというのは、確かにその通りであります。
まあ、そうは言っても実際に何かの行動するのはなかなか難しいのですけれどもね・・・。