一時期、資産フライトと海外移住という目的で、シンガポールやマレーシアに移住をしていた海外富裕層が、新興国を諦めて再び日本に戻ってきているとのこと。
現実的に思っていたよりも、日本の税務当局による監視の目が厳しくなってきたようで、海外の国々でも資産運用対策で高い税金を課したり、思わぬ動きに翻弄されてしまて、東京オリンピックの開かれることが決まった日本国内に戻りたくなったという声が相次いでいるようです。
シンガポールの分譲マンションは日本の約2倍にまで跳ね上がり、今まさにバブル状態。インフレもかなりのようです。
さらに、シンガポール政府は、高騰する住宅価格を抑制するため、外国人が不動産取引の際に支払う印紙税率を10%から15%に引き上げたとのこと。
マレーシアも引き上げを発表しましたから、これまで日本人に人気の街だったシンガポールやクアラルンプールは一気にお買い得感が薄れてしまいましたね。
新興国も、必ずしも「夢の楽園」だったというわけではなさそうですね。
(参考記事)
○資産フライト思惑ハズれ…海外移住した富裕層が続々と帰国中(ゲンダイ)