投資本でも、投資セミナーでも、各種投資の世界でいろいろと話す人々は、何となくうさんくさく感じてしまうことが多いですよね。私もよくそう思います。
投資家ってマジでうさんくさい!
そのように思うのは、一般的に言って至極当然なことだと思います。
誰かが説明する「投資理論」というのは、それが必ずしも絶対的なものではなく、あくまで1つの考え方と見るべきものが非常に多いようです。
ただ、部分的には検証されているため、さもそれが真実のようにも聞こえてしまうところもあり、もっともらしい投資理論や誰かの投資手法を聞くということは、見方を変えれば「血液型占い」や「星占い」にも相通じる世界があるでしょうね。
本やセミナーなどで様々な情報を発する人に信奉する「信者」も多いのも事実であり、先の将来の不安にかこつけて、もっともらしく投資方法を示すという策略は、ある種の新興宗教だといっても過言ではないかもしれません。
もちろん、まっとうなことを言っていることもありますが、総じて行き過ぎのことを言っている場合も多々ありますよね。
実際には市場も投資家も合理的ではない!
このことを予めきちんと理解しておく必要があると思います。人の認識や理解というのは、そもそも歪んでいることの方が多く、仮に過去には正しくても、今では誤っている場合などもかなり多いと思われます。
情報が歪んでいて、瞬時に多くの人々に行き渡らないからこそ、その隙をついて儲けることができる場合もあるし、投資家も消費者も合理的ではないから、様々なバブルが発生しているわけであり・・・。
恐らく、確実に言えることでは、「投資で儲けられる人というのは全体数の2割以下」だろうということです。
残りの8割以上の人々は、認識が歪んでいたり、他人の意見に流されたりして、自分自身で考えの軸を持ってないために、バブルや流行に流されて、結局は失敗に終わっているというのが私の感覚的にも有り得る話です。
やはり考え方の軸をしっかり持つことと、それをきちんと継続をすることが、最低限の儲けを出すための基本的な秘策かもしれませんね。
(参考記事)
○投資の世界が胡散臭く見えてしまうワケ(前編)
http://kabu.kyokasho.biz/archives/253
○投資の世界が胡散臭く見えてしまうワケ(後編)