個人にしろ、組織にしろ、国家にしろ、投資にしろ、落ち目(スランプ)の時ってありますね。
人間である以上、普通の生き物なので、基本としてはどこかで必ず落ち目がやってくることは当たり前の流れです。
しかし、人間はそれをうまく受け入れることが難しくて、より無理をしたり、より落胆をしてしまったりしますよね。
私も、金融投資とかをやっていますので、持っている銘柄が落ち目の時には、ちょっと落胆したり、早く利益を取り返したくなってきます。(今でも)
しかし、最近はこれが無駄のあがきになることが多いとも分かってきたので、もはや心を無にして、あえて放置をしておきますw
大リーグのイチロー選手も、いよいよ40歳を迎え、さすがの名手とは言えども心身の限界が見えてきているこの頃です。
数年前からは「スランプ」というか、どう見ても落ち目(衰退)の状況に入ってきているのが、何となく分かります。
そんなイチロー選手自身は、これまでスランプ(落ち目)の時にどうしていたのか?
自著の本で、
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「対処しないことです、つらいけどそれでやって下さい」
と思っているんだそうです。そして、
「簡単に見つかったら苦労しません、自分で見つけて下さい」
イチロー選手も今、かなり苦しんでいることでしょうね。でも、私たちは心を無にして、彼をただ見守ることしかできないのかもしれません。
「なんか調子がイマイチ上がらないなあ」と思う時には、あまりいろいろと対処をせずに、自分で何とかして出口をみつけるようにする、そう心に言い聞かせるのが一番いいんでしょう。
自分が落ち目の時は新たな投資はせずに、何もしないでおくことがいい時もあるかもしれません。普通の人はそこで焦ってしまって、なかなかそうなれないことも多いんですけどね。
イチローは、そんなような思考を既に中学生の頃から持っているんだそうです。常人ではないことが垣間見えてきますよね。
私は、イチローよりも30年ぐらい意識が遅れているとしか言いようがありませんw
モーレツ・サラリーマンを普段やっていると、こういう達観した心境にはなかなかなれません。
皆さんは、どうでしょうかw