今はまさに株主総会シーズンですが、西武鉄道に、パナソニックに、シャープに、川崎重工に、電力各社に、ＮＴＴドコモにと、連日で批判や非難の応酬が続いています。
名だたる日本の大企業の「荒れ具合？」にはさすがに身の毛もよだつ？ほどのブラック総会になりつつありますね。
その昔ならば「シャンシャン総会」と言われたり、総会屋の追及や介入を避けるため、表面上の議論だけを取り繕う企業も多かったですが・・・。
しかし、今ではかなり露骨な質問や発言も多くなり、こうして記事を読んでいるだけでも、大変な荒れ具合が伝わってきますし、ある意味では面白い議論でもあります。
今、荒れているのは、別に議会政治や役所仕事だけに限らず、ブラック企業化した組織疲弊での特徴ということが言えるのかもしれません。批難の応酬ばかりでは、組織の先行きが心配にもなります。
「取締役以上の時給を１０００円にしろ！」（東京電力）
「最近聞くのは追い出し部屋のことばかりだ！」（パナソニック）
「役員に費用を使うな。社員のリストラを減らす方に使え！」（シャープ）
「株主をばかにするな！」（シャープ）
「ＣＭが悪い。お父さんに完全に負けている！」（ドコモ）
この一方で、日産のゴーンさんの最新の報酬は、約１０億円だったということも明らかになり、うまくいっている会社と、そうでない会社の差があまりにも激しすぎて、何というか見ていて混乱した気分になってきます。
会社や公務や事業などをしていても、「何もトラブルが起きなかった」ということは、実はモノスゴイことなのかもしれない！と改めて実感することができますね。
こういう内容をもっと既存のマスメディアはもっときちんと伝えて欲しいものです。
（参考記事）
○ＮＴＴドコモ「お父さんに完全に負けている」とＣＭ改善要求（ＳａｎｋｅｉＢｉｚ）
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130618/bsj1306181313003-n1.htm