ドキッとする記事です。団塊ジュニアがそろそろ40代を迎える昨今、多くの40歳以上は今や「リストラ予備軍」になってしまっているという日本サラリーマン社会の厳しい現実・・・。(これを誰が予想したことでしょう?)
崩れそうな年功序列を必至に駆け上がらなければ、底に滑り落ちて行ってしまう(リストラ)というのは、正直「ラットレース」というよりも「アリ地獄」に近いのかもしれませんね・・・。
働きアリも、働く人間も、遠い宇宙から地球を見れば、やっていることは大して変わらないのかもしれません・・・。
(以下引用)
○ポスト不足で40歳会社員は「イヤなオヤジ」になっていた!(日刊SPA)
http://nikkan-spa.jp/357973
アラフォー世代が抱える仕事上の危機とは何か? それは「管理職のポスト不足により、会社で嫌われるような人間になってしまいがち」なことだ。
下記の表は係長以上の役職に就く300人に「ダメな40代社員の特徴は?」というアンケートを採った結果だ。
注目は「やる気がない」「反抗的」など、態度を問題にする回答が上位に来ている点だろう。
40代の入り口に立っている’72~’73年生まれの団塊ジュニア世代も、こうした「ダメ40代社員」になる可能性はあるのか? 自身も’74年生まれの人材コンサルタント、常見陽平氏は語る。
「変化が激しい今どきの働き方についていけているように見えて、実は中身が古い『昭和マインド』のままなのが、この世代の特徴。
例えば、年下が上司というケースが増え始めています。表面的には受け入れているように見えても、心の奥底では不満がある。
文句をぶつけたくなるが、周囲からは団塊世代の幹部から環境への順応を求められているので、できない。結果、やる気をなくしてしまうこともあるでしょう」
こうした不満は次第に働く意欲を失わせる。こうして、グチばかりでやる気のない「イヤなオヤジ社員」ができ上がるというワケだ。
やる気がなくなり、仕事を減らされ、管理職に就けず、暇になった40代は会社の不平・不満をよく口にするようになる。
反抗的なその態度も、グチを言っているレベルなら誰にも相手にされないが、たまにある意味で的を射た発言をする人がいて困ると語るのは、人事コンサルタントとして数多くの企業を見てきた相原孝夫氏だ。
「妙に頭の回転が速く、非常にロジカルな意見を言う『評論家』タイプの人がいます。40歳を超えても管理職になれず、半ば出世をあきらめたからには、あくせく働きたくない。
だが、チームの中で年長者である以上、一定のプレゼンスは保っておきたい。結果、手は動かさないけど口は盛んに動かす『評論家』になってしまうのです。
彼らの話はやけに論理的で説得力がありますが、そもそも会社に不平や不満を持っているためにネガティブな発言が入り、職場の士気を下げる。
『40歳を超えている俺はキャリアが長いから、会社のことならなんでも知っている』という物言いについなってしまうために評判は悪くなるわけですが、若くて未熟な社員などが変に納得させられた結果、取り巻きみたいなのも出てきたりすると、会社にとっては非常に厄介な存在になりますね」
上のバブル世代がだぶついてポスト不足の中、就職難を勝ち抜いたデキる年下に追い抜かれがちな40歳は、こうしたやる気のない評論家になりがちなので注意が必要だ。
12/25発売の週刊SPA!「40歳の危機 その傾向と対策」特集では、紹介した仕事危機の他、アラフォー世代のマネー危機、健康危機、結婚危機、ファッション&言動の危機を徹底検証している。