○大家さん、冬にご用心(朝日)
フランスの賃貸事情が分かる記事です。なかなか懐の深い物件が一部であるようです。日本はどうでしょう?
http://www.asahi.com/housing/world/TKY201106300188.html
フランスでは、毎年寒さが厳しくなる冬の11月から3月までの間、大家は家賃を滞納されようとも賃貸人に立ち退きを迫ることができないという法律が定められている。借り主は、冬の期間限定ではあるが、貧困に陥ろうとも路頭に迷うことのないように保護されている。フランスでは、下手すると売買より賃貸が難しいといわれるが、それも理由の一つかもしれない。
キッチン・リビングそして寝室で70平方メートル。庭に面したバルコニーにはテーブルも置ける。管理人とプール付きの高級レジデンス内にある条件のよいアパートではあるが、月の賃料650ユーロ(10万円弱)とお手頃な物件。賃貸希望者は募集をかけてたった数日でざっと20余人。ところが、選定にそれから数週間を費やすことになった。
みなさんそれぞれ高給取りといってよい候補者だったが、明日なにがあって失業しているかわからない。冬が来る頃に無収入となっていては後のまつり。本人たちの給料明細だけで決定というわけにはいかず、最終的に賃貸権利を獲得したのは、固定月収6000ユーロというご両親が保証人になる条件が効いた30代のカップルだった。