東葉高速鉄道東葉高速線 - Wikipedia

 

皆さん、こんにちは。

千葉県議会議員(船橋市選出)の石川りょうです。

 

石川りょうの一般質問シリーズ第5弾は東葉高速鉄道についてです。

私事ですが、私は当該鉄道が開業した1996年に高校生となり、最寄り駅である飯山満駅から高校(八千代高校)のある東葉勝田台駅間を毎日のように利用していた開通当初からの東葉高速ユーザーです。通学定期ではあったものの、他の鉄道を利用する同級生の定期とは桁の異なる金額に驚くとともに、親に負担をかけたなぁと感じたものです。現在でも飯山満駅を最寄り駅とする沿線住民の一人として、船橋市議会議員時代から同鉄道の高額運賃問題に取り組んできたこともあり、本件について質問いたしました。

 

【石川の質問①】

先日、東葉高速自立支援委員会が開催され、将来同鉄道が資金ショートに陥る可能性があることが改めて確認されました。資金不足が生じてしまっては運賃の値下げなど望むべくもありません。そこでうかがいますが、直近の自立支援委員会の結果を踏まえて、県は今後どのように東葉高速鉄道への支援に取り組んでいくのか。

 

【県の答弁①】

●東葉高速鉄道は、利用者が増加基調で推移し、13期連続で黒字を計上している一方で、現在も約2,300億円の長期債務を抱えており、これに伴う負担が経営上の課題となっております。

●このため、毎年度開催している、国、県、沿線市、会社等で構成する東葉高速自立支援委員会において、会社の経営状況等を検証するとともに、支援のあり方について協議しているところです。

●同鉄道は、ただちに資金ショートに陥る状況ではありませんが、昨今は金利が上昇基調にあることなどから、資金ショートの可能性があると見込まれる場合に、速やかに支援策を実施できるよう、将来に備え、関係者で議論を進めてまいります。

 

【石川の質問②】

資金ショートの原因となっているのは金利の上昇であって、その元金は約2,300億円を超える莫大な長期債務です。そもそもこの長期債務がなければ資金ショートにも陥らないのです。したがって、本県は平成18年度以降、根本原因であるこの長期債務の縮減を国に求めているわけですけれども、その間、国からの回答はまったくありません。これでいいのでしょうか。沿線住民としては「いつまで待たないといけないのか?」、「国は検討状況すら教えてくれないのか?」という気持ちでいっぱいです。そこでうかがいますが、本県が約20年にもわたり要望し続けている東葉高速鉄道の経営安定化に向けた鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対する多額の長期債務の縮減や利払いの軽減など、各年の元利償還金のさらなる措置を講じることについて、その検討状況など、国に対して正式な直接の回答を求める時期に来ていると考えるがどうか。

 

【県の答弁②】

●東葉高速鉄道の経営安定化には、国の理解と協力を得ることが不可欠であると考えております。

●県としても、改めて検討した上で、粘り強く国に働きかけてまいりたいと考えております。

 

【石川からの要望】

東葉高速鉄道について、国へ要望し続けて早20年。沿線住民からすると、国はどこまで検討中なのか?いつ検討結果が出るのか?そもそも国にこの要望は届いているのか?などといった不安が募り、疑心暗鬼にさえ陥っています。そろそろ国に検討状況(進捗)の正式な回答を求める時期に来ていると私は考えます。また、国へ粘り強く働きかけていくことも大切ですが、同時に、国に要望する以外の方法も検討すべき時期に来ているのではないかと感じます。しかし、私自身、現時点で何か妙案があるわけではありませんので、今後、有識者などのお知恵もお借りするなどして研究し、提案していければと思います。

 

石川りょうの一般質問の録画中継はこちらからご覧いただけます。

 

2023年12月14日 千葉県議会議員(船橋市選出) 石川りょう

石川りょう公式ホームページ