皆さん、こんにちは。

千葉県議会議員の石川りょうです。

 

千葉県議会議員バージョンの石川りょう通信第2号が完成しました。

以下にその内容を記載させていただきますとともに、こちらからはPDF版をご覧いただけます。

 

 

1.千葉県誕生150周年/データで見る千葉県

 

千葉県は明治6年に印旛県と木更津県が合併して誕生し、今年で150周年を迎えました。県内では、来年6月まで「県誕生から150年を振り返り、続いていく未来に思いを馳せる」をテーマとして、県内各地で記念事業が展開されていきます。


本県は、今年7月1日現在の人口が627万5,462人。首都圏にありながら豊かな自然に恵まれ、商業、工業、農業、水産業の全てが全国トップクラスにあります。

 

▲千葉県の人口及び世帯数の推移

 

▲千葉県の農業産出額の内訳


しかし他方で、本県は三方を海で囲まれた半島であるがゆえにアクセスしづらい県でもあります。東京から見て、神奈川県はその先に西日本が、埼玉県は北日本があります。両県は共に交通の要衝のため、居住人口や交流人口が多くなります。千葉県にはその先がない。この半島性を克服するためには、本県にだけでも来たいと思ってもらえる理由や動機がなければなりません。幸い本県には、素晴らしい観光地、ビジネス街や商業施設、美味しい食材などがあります。それらの魅力に更に磨きをかけること。また、本県へのアクセス強化のために、圏央道や北千葉道路などの道路網の整備、さらに、空の玄関である成田空港の第3滑走路の完成などを急ぐ必要があります。


次の世代に素晴らしい千葉県を引き継いでいけるように尽力してまいります。

 

▲圏央道と北千葉道路

 

 

2.市川児童相談所の視察

 

(1)児相の人材確保が課題

 

令和8年度に船橋市は市独自の児童相談所(児相)を設置する予定です。これまで児相の設置義務は都道府県と政令指定都市にありましたが、中核市でもその設置ができるようになりました。船橋市の子どもたちの安全で安心な生活は船橋市で守ろうという決意の表れであり、私も賛同するところです。


しかし、児相の設置にあたり、大きな壁が立ちはだかっています。それは人材の確保。せっかく児相という立派なハコをつくっても、そこで働く人が揃わなければ児相の役割を果たせません。児相では、児童福祉司や児童心理司、児童指導員、医師、そして、保育士などの専門職の方々がたくさん働いています。誰でも簡単に児相の職員になれるというわけではないのです。したがって、船橋市の新しい児相には、専門職の派遣や運営のノウハウの伝授などといった千葉県からの支援が必要です。


今回は、実際に児相で働く県庁の児童福祉司の方々のお話を直接うかがうために、千葉県が設置している市川児童相談所(船橋市も担当)に視察に行きました。

 

(2)児相の職場は頑張っている

 

児童虐待相談件数が近年増加傾向であることはよく知られている事実です。緊急の場合に子どもを保護者から引き離す一時保護という措置には、児相の職員に大きな責任と重圧がかかります。また、この一時保護の措置が増えていることにより、市川児相の入所定員である28名を大きく上回る人数の子どもを受け入れている実情があることもわかりました(60人以上のときもある)。子どもの状況はそれぞれ異なるため、職員の方々にはきめ細かい対応が求められています。また、最近では外国人の保護児童も増えているということで、言葉や食事、宗教などへの配慮も必要です。今回お話をお聞きして、このような大変な状況の中で、児相の職員の方々は子どもたちに対してかなり真摯に、丁寧に向き合ってくださっていると実感しました。

 

(3)令和8年度に千葉県内の児相が増設される

 

厳しい職場環境であることから、児相職員の離職数や休職数は県庁の他の部署よりも多く、人員を募集しても集まらないという深刻な人手不足。このような状況の中で、千葉県は令和8年度に、松戸市と印西市に新たな児相を設置することになっています。同年度には柏市も独自に設置予定。つまり、令和8年度は、船橋市児相も含め、県内で一気に4つの児相が増設される年なのです。このような状況で、千葉県は船橋市の児相を支援してくれるのか?次回以降の石川りょう通信では、そのあたりの千葉県の考えなどを追求します。

 

 

3.新湾岸道路整備促進期成同盟会の設立

 

新湾岸道路とは、千葉県と東京湾沿線6市(船橋市、千葉市、市川市、浦安市、習志野市、市原市)などが国に整備を求めている新たな自動車専用道路です。具体的なルートはまだ決まっていませんが、市川市の高谷ジャンクション周辺から千葉市や市原市までの東京湾沿いを通る構想となっています。


東京都と千葉県を結ぶ湾岸地域では、人・モノの流れが集中し、広範囲にわたり慢性的な交通渋滞が発生しています。新しい高規格道路は、この交通渋滞を解消し、首都圏の生産性の向上や防災力の強化など、湾岸地域のポテンシャルを十分発揮させ、我が国の国際競争力の強化に資する大変重要な道路です。その計画の早期具体化に向けて、熊谷俊人千葉県知事を会長とする新湾岸道路整備促進期成同盟会が設立されました。


船橋市にとっても大きなメリットになる道路。本市も湾岸地域を中心に慢性的な渋滞が発生しており、市民の皆さんの生活や経済活動に悪影響を及ぼしています。新湾岸道路の整備により、市内の交通円滑化やさらなる経済活動の活性化が期待されます。また、新湾岸道路の整備効果を最大限に発現させるためにも、市内を東西南北に縦断する幹線道路である国道357号線や国道14号線、そして、県道船橋我孫子線(船取線)などの整備が必要となります。この機会をとらえて、私からも千葉県に対して、船橋市内の国道と県道の整備促進を強く働きかけてまいります。


高規格道路整備の際に懸念されることは環境への影響。東京湾の貴重な干潟である三番瀬に関しては、千葉県三番瀬再生計画との整合性を図ることが約束されていますが、私からもこの点への配慮を改めて求めていきます。

 

▲期成同盟会設立総会

 

 

4.石川りょう事務所のご案内

 

石川りょう事務所の開設時から、多くの方々に市民相談の場としてご利用いただいております。公務などで事務所を留守にしている場合も多いため、ご来訪いただく際は事前にご連絡をいただき、日時を調整してからお願いいたします。
 

▲駐車場と看板

 

駐車場を2台確保しました。下の地図をご参照ください。事務所からは少し離れており、徒歩約1分かかってしまうのですが、遠方よりお越しの際は是非ご利用ください。これからも市民の皆さまに気軽にお立ち寄りいただけるような事務所を目指してまいります。

 

▲事務所の地図

 

【事務所の住所】千葉県船橋市芝山2-2-1-208
●ルミエール飯山満(マンション)の2階(入口1階)
●ときめ木ロード沿いくすりの福太郎芝山店の隣
●東葉高速線の飯山満駅から徒歩約10分
●駐車場2台有り(事務所から徒歩約1分)

 

2023年8月21日 千葉県議会議員 石川りょう

石川りょう公式ホームページ