皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

今日は8月19日(金)に実施しました、船橋市議会小学生議会見学会と中学生高校生議会見学会・意見交換会の報告をいたします。

 

 

1.目的と内容

 

新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて、(実際に船橋市議会に来ていただく)来場型は中止し、オンライン型(Zoom)のみの開催となりました。午前中に小学生向けの50分のセッションを2回、午後は小学生向けのセッションを1回と中高生向けのセッションを1回の合計4回実施しました。

 

テーマは以下の通りです。

小学生に関しては、「議員に聞いてみよう!市議会のお仕事って?」

中高生に関しては、「~18歳選挙権を考える機会に~ 議員に聞いてみよう!市議会のお仕事」

 

そして、それを実現するための内容は以下の通りです。

 

 

パワーポイントのスライドを用いて、議会の仕組みや、議会と市長との関係(二元代表制)などを説明します。

その後、船橋市議会の本会議場や委員会室、議長室などを動画で案内し、バーチャル見学をしてもらいます。

その後、議員1人に対して4~5人の児童生徒をペアにしてのお話会(意見交換会)を実施するという流れです。

 

 

2.参加人数

 

小学生:45人

中学生:1人

高校生:0人

 

予定していた来場型には、定員40名に対して100名近いお申し込みをいただいていましたので、中止となってしまったことは大変残念でしたが、オンライン型だけでも46人のご参加を頂けたことは、純粋に嬉しいものでした(定員80名)。

 

しかし、やはり、中高生の参加に課題が残ります。

今後は中高生の皆さんにどうしたら参加してもらえるのかを考えていくことが課題だと認識しています。

部活動や勉強が忙しい時期だと思いますが、議会見学会をそれらを超えるほどの魅力のある(参加してみたいと思ってもらえる)内容に昇華させていくことが目標となります。

 

また、発想を変えて、議会に「来てもらう」だけではなく、議会が「出向く」ことが必要だと考えています。

現在、船橋市議会広報委員会では、今年の11月上旬に東葉高等学校にて出前講座を予定しており、その内容などを詰めています。

実現できるように最大限の努力をしたいと考えていますし、実施してみての高校生の参加状況やご感想は、大いに参考になるものだと思っています。

 

 

3.アンケート結果

 

結果を見ても、「また参加したい」と答えてくださった方が96%もいらっしゃるということは、満足度は高かったものと認識しています。ある程度、内容には自信を持ってもいいものだと認識しています。

 

 

議会のしくみについても、わかっていただけたということで安心しています。

 

 

また、議会見学会後の参加者の行動にもポジティブな変化が見られそうな兆候があります。

船橋市議会の広報誌である「ふなばし市議会だより」を今後読んでみたいという児童が圧倒的に増えています。

市議会に対する興味が増したものと理解しています。

 

 

自由記述欄にもポジティブなコメントが多く、やはり実施して良かったと思えるものでした。

 

 

 

その他、保護者の方々からもたくさんのポジティブなご感想をいただいていることを付言させていただきます。

 

 

4.まとめ

 

議会に関心を持っていただくという主権者教育の観点からも、また、議員のモチベーションも上がるという視点からも、議会見学会は総じて価値のある企画だと改めて認識しています。

 

本日(8月29日)の広報委員会で、来年度の議会見学会についても、来場型とオンライン型の両方を実施する方向で話がまとまりました。多くの委員からも、今年度は来場型が実施できなかったことを嘆く意見が多く、来年度はどんな工夫をしてでも来場型を実現していくべきだという力強い声もありました。
 
それに加えて、今後は船橋市議会が「出向いていく」という試みも大切だと認識しています。
まだ検討段階ではありますが、上述した東葉高等学校への出前講座がその重要な試金石になると考えていますので、なんとか実現させたいと思っています。
 
私の考える理想は、船橋市議会(広報委員会)に出前講座のスキームが備わっており、学校のみならず、市民の皆さんからもご要望があれば、いつでもアウトリーチできるという状況です。
*ちなみに、船橋市(役所)には「まちづくり出前講座」というスキームがあり、考え方は同様です。
 
今期の船橋市議会議員の任期はあと約7か月です(選挙は来年4月)。
これをなんとか実現する道筋を作って、来期(改選後)の広報委員会にバトンタッチしていきたいと考えています。

2022年8月29日 船橋市議会議員 石川りょう