皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。
船橋市のホームページに、今日の午後掲載されたので、学校関係者の皆さんはすでにご存じの方が多いと思いますが、表題の通り、船橋市教育委員会は、市立学校の6月1日からの再開を決定しました。
＊船橋市教育委員会による本日の決定についてはこちらをご覧ください。
１．スケジュールについて
段階的に再開とされていますが、先日千葉県教育委員会が示した学校再開のプロセスと比較すると、急ピッチで進めている印象を持ちます。
【千葉県教育委員会の示した県立学校のスケジュール】
以下を見ていただければわかるように、千葉県教育委員会は、6月1日から学校を再開しますが、最初の2週間は分散登校の実施となっています。そして、6月15日以降に通常の登校となりますが、この時点でも、時差通学と短縮日課を採用するようです。
【船橋市教育委員会が示した私立学校のスケジュール】
対して船橋市教育委員会は、6月1日に再開した後に、
小学校は、最初の3日間を分散登校と2時間の短縮日課（2時間授業）にするようですが、4日からは給食が開始され、分散授業ではなく、通常の教育活動を開始していくとのことです。通常の教育活動を開始していくタイミングの判断は各学校長の判断によるということです。
そして、中学校も、基本的には小学校と同様です。4日からは給食も始まり、通常の教育活動を開始していくとのことです。
特別支援学校については、小学校と中学校に準ずるとなっております。
高校（市立船橋高校）については、この文章からではどうなるのかまったくわかりません。
現在開会中の令和2年度船橋市議会第2回定例会における質疑（28日）において、私はまずこの点を質します。船橋市教育委員会がこのような政策判断をくだした理由は何か？ということです。千葉県教育委員会の示したスケジュール感なども示されている中で、あえて船橋市として独自のスケジュール感を示した理由や、どのような議論が市教委の中でなされて、どのようなプロセスを経て今回の決断に至ったのかという、いわば、教育委員会による行政報告のようなものです。教育長にお尋ねしようと考えています。私は、船橋市が独自の政策判断をすることを必ずしも悪いことだとは思っていません。しかし、市内の児童生徒やその保護者の方々の中には、このスケジュール感に疑問を抱いている方も多くいらっしゃるので、まずは、市の考え方を伺っておく必要があります。
本日示されたスケジュールの中に、今後の長期休暇や休業日等の変更についてのお知らせはありませんでしたが、5月15日に示された案が現在も生きているということです。
＊5月15日に示されている案はこちらからご覧ください。
それによると、夏休みや冬休み、そして、土曜日等については以下のようになっています。
夏休み期間中の換気や熱中症対策はどうするのか？お昼ご飯はどうするのか？仮に給食が出る場合、冷暖房の設置されていない調理室についてはどうするのか？そういった点については確認していくつもりです。
なお、入学式についても15日に示された予定（小学校は6月3日、中学校は6月2日）通り実施されるとのことです。
２．感染予防対策について
そして、児童生徒や保護者の皆さん、そして、学校関係者の皆さんが気になっていらっしゃるであろう「学校における感染予防対策」についてですが、今日現在もまだ示されておりません。これは大いに問題だと思います。学校を再開するにあたり、感染予防対策は必須ですので、今回の決定のタイミングで出すべきだったと私は考えます。これでは安心できません。
市教委に尋ねたところ、現在ガイドラインを策定中であり、一両日中には公表できるということでした。市民の皆さんからたくさんのお問い合わせをいただいているとことですが、内容を確認してから対応させていただきたいと思います。
ちなみに、船橋市も準拠する千葉県教育委員会が示しているガイドラインはこちらからご覧いただけます。
３．オンライン授業について
オンライン授業やオンラインホームルームについても、たくさんのお問い合わせをいただいています。
私自身、新型コロナの第2・3波は必ず来るものと思って対策を取っておかなければならないと考えていますので、オンライン授業ができる体制はしっかりと整備しておくべきであると考えています。
（１）市立学校の児童生徒の家庭でのネット環境（アンケート調査結果）について
（２）市教委のオンライン授業やホームルームに対する考え方について
（３）オンライン授業を推進するにあたっての課題について
（４）オンライン授業を実現するにあたってのスケジュール感について
などを尋ねる予定です。
2020年5月25日 船橋市議会議員 石川りょう