皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。
 
今日は、船橋市の子ども・子育てを取り巻く状況(少子化の動向と働く女性について)について、データをもとにご紹介いたします。
 
(1)まずは少子化の動向についてです。
①総人口と年少人口割合について
下のグラフをご覧ください。
 
船橋市は総人口は増加傾向にありますが、0歳~14歳の年少人口は平成26年から減少傾向にあります。年少人口割合も低下傾向にあり、平成31年では13%です。つまり、船橋市に14歳以下の子は、100人中13人しかいないということになります。
 
②出生数について
下のグラフをご覧ください。
 
平成21年には、船橋市で年間6,057人の子どもが生まれていましたが、平成30年には、4,998人です。出生数は減少傾向にあります。
 
③合計特殊出生率について
合計特殊出生率というのは、一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均です。
 
日本全国が1.43、千葉県が1.34です。船橋市はさらに低くて1.32となっています。
ちなみに、人口を維持できる水準は2.07とされています。
 
(2)家族や地域の状況です。
①女性の年齢別労働力率
 
 
船橋市における女性の年齢別労働力率は上昇していることがわかります。
青い線で示している本市の平成12年の労働力率より、赤線で示している平成27年の率の方が上に来ています。平成12年では、25~29歳の船橋市の女性は69.7%しか働いていなかったのですが、平成27年では、82.1%の女性が働いています。これは、船橋市において、働いている女性がたくさんいらっしゃることを表しています。
 
②母親の就労状況について
 
平成25年と平成30年に調査を行ったのですが、就学前児童をお持ちの母親は、どんな形であれ(フルタイムでもパートでも)働いている母親の割合は、平成25年が44.7%だったのに対し、5年後には59.4%と15%も上がっています。就労を希望する母親を併せると、8割以上の未就学児を持つ母親が働きたいと思っていることがわかります。
 
③育児休業の取得率
 
 
平成25年の調査では73.7%の取得状況だったものが、5年後の平成30年では85%が育児休業を取得した(取得中である)ということで、政府などの周知の成果が出ているのかなと感じます。
 
今日のまとめとしては、
(1)船橋市も間違いなく少子化が進んでいる。
(2)船橋市でも、働く女性(共働き世帯)は間違いなく増えている。
ということです。
そして、今後は、間違いなく、両者ともに進んでいく傾向があると予想されます。
 
今後の船橋市の施策を考えるにあたって、この点は非常に重要だと考えます。
 
2019年5月31日 船橋市議会議員 石川りょう