皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。
 
選挙間近ではあるものの、本日、携帯電話(スマホ)の機種変更に行ってきました。
と言いますのも、私のスマホはもう3年以上も使っており、最近では、充電が半日しか持たなかったのです。このままでは肝心の戦いの際にスマホが使えなくなってしまうという危機感の下、最後のチャンスだと思い、本日行ってきたわけです(もっと早くに行っておけというツッコミの声が聞こえてきそうですが…笑)。
 
ブログのタイトルがたいそうな感じになっていますけれども、そのお店で私に対応してくださったCさんという中国人の店員さんの対応がとても良かったというお話です。
 
日本語が上手なことはもちろん、外国人であるからこそできるのであろう、あの馴れ馴れしさ(良い意味で使わせていただいています)で、商品(スマホ)に関係の無い世間話をたくさんしてしまいました。してしまったというか、させてもらったというか、引き出していただいたというか。
 
自分で言うのもなんですが、私はわりと固い方で、日本人の店員さんの時は、必要最低限の会話以上のことはしない、できない性質です。そして、日本人の店員さんの多くも、同様に、必要最低限のことだけをお話することがむしろ礼儀というか、ビジネスマナーだという認識の方が多いのではないでしょうか。少なくとも私はそう思っていました。なので、機種変更の作業なんて、楽しくもないし、面倒くさいし、しないで良いのであればしたくないというのが本音でした。
 
しかし、今日の機種変は面白かったこと、面白かったこと。
季節柄、お花見の話からはじまり、Cさんが育ったという中国のお話、そして、留学先の日本のお話、このお店で働くまでに至った経緯など、たくさんのことを話しました。無駄にずっと話しているわけではなく、契約事項など、必要なことを話している途中途中に何気なく織り交ぜてくるのです。私の方もすっかり話してしまいました。日本人同士だと言いづらいことも、遠慮なく、ずけずけ言ってくるんですよね。でも、嫌味とか攻撃性とかそんなものはないんです。なので、私も気持ちよく話が聞けるし、私の方からも話してしまう。
 
もちろん、周りのお客さんの迷惑になるわけにはいかないので、声のトーンもそうですが、何より注意していたのは、待っているお客さんがいるかいないかです。今日は幸運なことに平日だったこともあって、お客さんが少なかったからできたことなのかもしれません。
 
さて、このブログで私が何を申し上げたかったのかというと、昨年の12月に改正された出入国管理及び難民認定法(入管法)により、今年の4月から(8日前ですね)、5年間で最大34万5千人の外国人労働者(移民)が日本に入ってくることになります。特定技能1号と2号という新しい資格です。宿泊業、外食、介護、建設、農業、漁業などの14業種、つまり、日本人を募集してもなかなか集まりづらい分野です。
 
Cさんのような移民であれば、たくさん入ってきていただきたいなと感じたのです。
日本人を募集してもなかなか集まりづらい分野の仕事を、こういった外国人労働者の方々であれば、楽しく、そして、輝かせてくれる可能性があるのではないかと感じたのです。
 
日本人の多くが勘違いしているのは、「移民」という言葉だと思います。
移民というのは、自国の利益となる外国人のことです。移民政策とは、自国の利益となる外国人のみを、様々な条件(年齢、学歴、資産、語学能力など)からピックアップして受け入れる政策のことです。少子高齢化により、自国の民族だけで人口が増えることがかなり難しい我が国にとって、必ず必要になってくる政策だと考えています。
 
私にとって、今日対応してくれた「Cさん=我が国にとって利益となる外国人」だと感じました。
だから、これからの日本に、Cさんのような移民が増えてくれるといいなと思ったのです。
一応、政治家の端くれなので、他力本願ではいけませんね。国や自治体の政策として、どのような外国人労働者を受け入れるのか、受け入れたいのかという目標や指標を適切に設定をして、Cさんのような優秀で人当たりの良い移民を受け入れるようにしていかなければならないと思います。そして、そういった、我が国にとって必要な外国人材が、日本で働いて良かった、日本に住んで良かったと思えるような国や地域にしていかなければいけないなと改めて強く感じました。
 
2019年4月8日 船橋市議会議員 石川りょう