皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。
 
昨日のブログでお伝えしたように、平成31年度に向けた市長による市政執行方針の中で、船橋市客引き行為等防止条例の強化が謳われていました。具体的には、JR船橋駅周辺等の巡回を専門業者へ委託することにより、規制の強化を図るということです。これは、所属する市民環境経済委員会で、私がずっと提案し続けていたことです。そのことについて記したブログはこちら
 
現状では、パトロールのいる日と時間帯以外は、平気で客引き行為が横行しており、条例を施行した意味があまりなくなっていました。中途半端に取り締まるくらいならば、条例自体を止めてしまえばいいとすら思ってしまうくらいでした。やるのならば徹底的にやるべきだと私は考えています。
 
今日の議案勉強会で、担当の船橋市役所市民生活部より詳しくご説明をいただいたのですが、これまで4人の非常勤職員により5時半くらいから8時半くらいまでの約3時間を巡回していただいていたところを、今後は、6人増員して10人の体制で、時間もより早い時間からより遅い時間まで取り締まっていただけるということになりました。
 
私からは、やみくもに長くパトロールするのではなく、本当に市民の皆さんが必要としている時間帯を重点的にパトロールできるような体制を整えてくださいと提言いたしました。その心は、たとえば23時を過ぎてパトロールをしても、それは市民の皆さんにとってはあまり意味が無いことかもしれないからです。基本的にこの条例は、女性や子どもを中心とした市民を客引きから守ることがその目的の一つであると理解しています。その対象者が少ない時間帯に重点的にパトロールをしても、条例の趣旨から外れ、あまり効果が無いということです。むしろ、夜遅い時間だと、客引きが求められている可能性もあるかもしれません(二次会の交渉など)。私が想定している理想のパトロール時間は、子どもたちが学校から帰り、塾や習い事に通うような時間から、一般的な会社員の帰宅時間までです。そうなると、16時くらい(船橋駅にはこの時間からいる客引きもいるそうです)から22時くらいまででしょうか。
 
とにかく、来年の四月以降、客引き行為に対する取り締まりが強化され、市民の皆さんの安全・安心が一層確保されるようになることを大いに期待しています。
 
*ちなみにですが、本条例に関して、市民の皆さんからよくご質問をいただく点に、風俗系のサービスをもっと取り締まってくださいというものがあるのですが、そちらに関しては、千葉県の迷惑防止条例の範疇になりますので、取り締まる主体は千葉県(警察)になります。船橋市客引き行為等防止条例で取り締まることができるのは、居酒屋やカラオケ店の客引き行為のみとなります。
 
2019年2月22日 船橋市議会議員 石川りょう