皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

 

今議会での私の質問の3問目のご報告です。

北千葉道路についてです。

 

【石川質問①】

 北千葉道路自体についての説明は時間の関係で割愛させていただきますが、私は、先月23日に開催された「北千葉道路が変える明日の東葛飾・北総そして日本」と題した講演会に行ってきました。基調講演の中で、講演者の方がおっしゃっていたのは、「北千葉道路をどう使いこなすかは、沿線自治体の腕の見せ所である」ということでした。これはまさにその通りだなと考えます。皆さんもご存知の通り、この北千葉道路は、船橋市の北部、小室を通るため、本市にとっても様々なポテンシャルを秘めた重要な道路となるはずです。そこでまずお伺いしたいのは、現時点で、船橋市は北千葉道路の本市にとっての重要性をどのようにお考えになっていますでしょうか?

【道路部長答弁①】

 北千葉道路は本市北部地域・東葛飾地域・成田周辺地域との広域ネットワーク強化により交通渋滞の緩和等の交通環境の改善や物流機能の向上、災害時における物資輸送・医療活動への支援等、多くの効果を有しております。本市としましても北千葉道路が整備されますと、湾岸部の広域幹線へ向かう車両の分散化が図られ、市内の交通渋滞の緩和等の効果があると考えられます。

 

【石川質問②】

 今のご答弁の中にありました、湾岸部の広域幹線へ向かう車両の分散化が図られ、市内の渋滞緩和につながるというのは、まさに本市にとっての大きな効果の一つであると私も考えます。そのためには、北千葉道路から国道16号へのスムーズな接続が非常に重要になってくると考えます。

計画では、市川市から国道16号までを有料自動車専用道路として整備することとなっています。その際の料金所、またはインターチェンジが設けられる場所というのは、本市にとっても非常に重要な要素となってくると思っており、私は、16号へのアクセスという利便性を考えると、有料道路のインターチェンジは、国道16号の西側、または小室地区に設けられることが理想だと考えています。ところが、最近の近隣市の動向を注視していますと、白井市に設けようとする動きなどが出ているようです。本市としては、そのような情報を得ていますか?そもそも、本市として、現在、どのような形で北千葉道路の計画に携わっているのかという点も含めて、お答えください。

 

【道路部長答弁②】

北千葉道路の西側区間の整備につきましては、国・県及び沿線関係市で構成する北千葉道路連絡調整会議において協議が行われており、本市も同会議に参加し、情報収集・協議等行っているところです。なお、有料道路のインターチェンジの位置は、まだ、決定されておりませんが、本市小室地区において国道464号一般部及び国道16号からの円滑な流出入が確保できる構造とするよう、県及び国に対して要望しているところです。

【石川コメント】

 北千葉道路をめぐっては、どこにインターを作るかなどを含めて、これから様々な協議や駆け引きが行われていくものと推察いたします。

私は、北千葉道路が本市にもたらすもう一つの可能性として、本市の北部地域の発展への寄与があると考えます。小室が北千葉道路と国道16号を結ぶ東西南北の交通の要衝となれば、小室にとっても、北部地域にとっても、そして本市全体にとっても、新しい可能性が広がると思います。平成24年の第2回定例会でご意見を述べておられた議員がいらっしゃいますが、その方のお言葉をお借りすれば、道の駅のような、本市の農作物や物産を紹介する魅力的な施設ができれば、成田空港からバスを利用する外国人観光客が有料道路に乗る前に小室に立ち寄る。外国人観光客だけではありません、16号から北千葉道路の有料道路を利用する方が小室に立ち寄る。有料道路から16号を利用する方が小室に立ち寄る。そのような可能性も大いにあると思っています。それだけではなく、交通の利便性という側面から、本市北部への新たな企業誘致になる可能性だってあります。そういった可能性を将来に残すためには、現在本市が国や県に要望していることだけでは足りません。有料道路の起点を小室よりも西側、なおかつ国道16号のなるべく近い位置に整備するように、国や県に対してさらに積極的に動いていくべきです。北千葉道路を本市にとっても有効利用できるように、今後もさらなる情報収集と働きかけをしていっていただきたいと思います。

本件については、私自身も、まだ十分な調査ができていませんので、今日は頭出しということでこのへんまでにさせていただき、今後、さらに研究をして、本件については引き続き考えてまいりたいと思います。

 

2018年3月2日 船橋市議会議員 石川りょう

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