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【↑千葉県葛南土木事務所の概観】

 

皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

 

本日は、船橋市議会総務委員会にて、①千葉県葛南土木事務所と②海老川調節池予定地に視察に行って参りました。

 

目的は、千葉県が施行主体である海老川調節池事業の進捗状況と今後の見通しについてのご説明をいただくためです。
 
実は、この事業は昭和51年から始まっており、40年かかっているのですが、未だに完成には至っていない事業です。しかし、全てが未完成というわけではなく、海老川本川の護岸工事や飯山満川の拡幅工事などは進んでいて、そのおかげで、昭和の時代と比較すると、海老川沿川における水害は大分少なくなっています。しかし、その最後の仕上げとも言うべき、海老川調節池事業が完成していない状況にあります。
 
*海老川調節池事業の詳細についてはこちらをご覧ください。
 
本事業は、船橋市の治水対策にとって非常に重要な側面を持ちますので、前回の定例会(平成29年船橋市議会第1回定例会)においては、本事業の促進を千葉県に対して求める発議案が全会一致で可決され、森田健作千葉県知事に対して送付されています。
 
そういった事情もあり、葛南土木事務所の方々は、今回の視察に対してとても丁寧にご対応くださりました。この場を借りて厚く御礼申しあげます。
 
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【↑海老川調節池事業予定地(東町)
 
さて、肝心の視察内容ですが、機微な内容も含むため、細かい記述は控えさせていただきますが、千葉県としても、本事業を海老川沿川地域の治水対策における非常に重要な施策と捉えてくださっており、引き続きその完成のために全力をあげてくださるということでした。事業予定期間は平成42年までということで、それまでに土地の買収を終え(現時点で92%まで買収済み)、調節池を完成させたいという力強い言葉をいただきました。
 
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【↑事業予定地にて説明をいただく】
 
その後は、葛南土木事務所の皆様にもご同行いただき、調節池事業予定地の現場視察へ。
やはり、実際の場所を見ながらだとイメージがわきやすいです。
かなり広大な予定地で、22ヘクタールあります。しかし、地盤が軟弱であることなどの問題点もあり、葛南土木事務所としては、工法の調査などもしており、どうすれば効率的な方法で最大の効果をあげることができるかを日々研究してくださっています。
 
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【↑事業予定地での質疑の様子】
 
上述したとおり、土地の未買収の問題、軟弱地盤の問題など、まだまだ課題は残っていますが、今回の視察を通じて、千葉県の本事業にかける本気度と、事業完成に対する並々ならぬ覚悟を聞くことができました。平成42年までは・・・ということで、まだ時間がかかる事業ではありますが、治水という一番大切な側面と、上部の多目的利用という側面からも、船橋市民にとっては重要な事業になりますので、一日も早い完成を強く望むものであります。
 
2017年5月10日 船橋市議会議員 石川りょう