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皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

 

本日、平成29年第1回船橋市議会定例会が閉会しました。

我が会派(新成)から発議させていただきました発議案第5号「海老川調節池(千葉県事業)の事業促進に関する意見書」が、全会一致で可決されました。

 

本意見書は、船橋市議会より千葉県知事に対して提出される意見書です。

 

3月26日に3期目の当選を果たされた森田健作千葉県知事に、船橋市議会の総意として、是非ともお読みになっていただきたいと思っております。

 
以下に、意見書の内容を記載させていただきます。
 
 
【海老川調節池(千葉県事業)の事業促進に関する意見書】
 
 船橋市は、昭和30年代以降、東京の通勤圏拡大に伴う宅地開発により、急激に都市化が進展するとともに人口が急増し、現在では62万人を超え、県内で2番目の規模を有している。海老川流域では、この急激な都市化による大幅な雨水流出量の増加により、昭和50年代から平成初期にかけて大規模な浸水被害が頻発するようになったため、千葉県は海老川本川などの整備に尽力され、今では当時のように大規模な浸水被害が発生することはなくなった。しかしながら、近年、異常気象などの影響もあり、海老川の上流に当たる飯山満川など、支川の流域ではたびたび浸水被害が発生し、河川改修による早急な治水安全度の向上が求められている。海老川上流域の河川改修を行うためには、洪水を一時的にためて下流河川への流量を減少させる海老川調節池が必要不可欠であり、一刻も早い整備が望まれている。

 また現在、海老川上流地区においては、「海老川の水辺空間や周辺の緑との調和など自然環境に配慮したまちづくり」を行うための土地区画整理事業が検討されている。海老川調節池には、水辺の貴重なオープンスペースとしての多目的利用が計画されており、土地区画整理事業予定地と隣接する海老川調節池に、水と緑と人が生き生きと触れ合える大きな空間が創出されることは、市民の福祉の向上に寄与するものである。

 千葉県の事業として進められている海老川調節池は、平成27年度末時点で約92%の用地を取得し、暫定的に掘削を行い、治水効果の一部発現が図られているところではあるが、調節池を含む二級河川改修事業は昭和51年から計画されているものであり、船橋市民はその完成を、治水対策という側面及び貴重な水辺のオープンスペースの創出という側面からも大いに期待している。

 よって、千葉県においては、当該予定地の用地買収を早期に進め、海老川調節池を一日も早く完成するよう、強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

船橋市議会

(提出先)
千葉県知事
 
 
2017年3月28日 船橋市議会議員 石川りょう