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皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。

本日の総務委員会では、船橋市の施設の使用料・手数料の算定の基本的な考え方(案)が示され、これに関する意見交換が行われました。

ますは用語のおさらいを。
(1)使用料とは、船橋市の施設を利用した場合に、実費負担的な意味で受益者(施設の使用者)から徴収するお金です。
(2)手数料とは、特定の者のために役務を提供した場合に、実費負担的な意味で受益者から徴収するお金です。
実は、これまでの船橋市には、施設などの使用料の算定について、全てに共通した基準がありませんでした。まずはそのことが大きな驚きだったのですが、その基準を今回定めるということなのです。

使用料の算定は、原価×性質別分類による受益者負担割合で算出します。
原価に算入する費用は、①「人にかかる費用」(貸出事業や施設を維持管理するための業務に直接従事する職員に要する費用)と、②「物にかかる費用」(貸出事業や施設を維持管理するために要する費用)です。

性質別分類による受益者負担割合とは、その公共施設(公民館やプラネタリウム、運動公園、霊園、テニスコート等様々)が市場的か非市場的かという分類(民間に似たようなサービスがあれば市場的)、公益的か私益的かという分類(個人の趣味やレクリエーション的な色合いが強ければ私益的)という2つの分類から使用者である市民の負担割合を決めるということです。*詳しくはパブコメのページ参照

今日の総務委員会で、まずは市議会と執行部とで意見交換を行い、今後、市民の皆さんの意見を求めるパブリックコメント(パブコメ)を実施する予定です。船橋市民の皆さんの生活にも関わる、公民館や運動施設、市内のセンターなどの使用料・手数料などに関わりますので、是非とも皆さんの意見をいただきたいと思います。

このパブコメの実施要領を以下に。
【期間】
4月20日~5月20日までの1ヶ月間
【資料】
①使用料・手数料の算定の基本的な考え方(案)、②別表「使用料算定の基本的な考え方」の適用の有無及び性質別分類による受益者負担割合
【資料の閲覧場所】
市役所9階財政課か11階行政資料室、船橋駅前総合窓口センター、各出張所、各公民館、各図書館、船橋市のホームページ(http://www.city.funabashi.chiba.jp/shisei/publiccomment/0002/p041397.html)*4月20日から見られるようになります。

私の意見を以下に。

これまで存在しなかった使用料・手数料の算定の基準を定めるということで、基本的には早く定めて欲しいと考えています(それじゃあ、これまではどうやって決めていたの?という話ですから・・・)。

原価の算定基準の中身がまだ不透明という問題、施設の性質分類による受益者負担割合の明確な基準が示されていないなどという問題が残っていますので、これらの内容については今後の総務委員会で引き続き注視していきます。

全ての施設に共通の使用料・手数料の算定基準を決定すれば、各施設の現状の価格と算定基準による新しい価格を比較することが可能になりますので、こちらも今後の総務委員会で注視していきます。

私の意見はあくまで私の意見ですので、船橋市民の皆さんには、パブコメのページから詳細をご覧頂き、ご意見をドシドシ出していただければと思います。よろしくお願い致します。

2016年4月13日 船橋市議会議員 石川りょう
石川りょう公式ホームページ