皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。

今朝は東京都心や埼玉県などでは雪が積もったそうですね。船橋市では雪は降らず、大雨でした。雪が積もると、公共交通機関や道路状況に影響を与えたりしてしまうので喜ばしいことではないのですが、個人的には子どものころから雪が好きなので、降って欲しかったな~という思いもありました。

さて、本日皆さんにお伝えしたいことは、表記のとおり、船橋市は現在、指定ゴミ収集袋の多言語化を進めているということです。これまでのごみ収集袋には、日本語しか書かれていなかったのですが、現在、日本語・英語・中国語、韓国語を併記したごみ収集袋を作成中です。これによって、船橋在住外国人の方々にも、ごみの出し方などがわかりやすくなりますね。

実は、船橋市が現在進めているこの政策は、船橋市民の方からの政策提言により実現しつつあるものなのです。

2014年12月に開催されていた平成26年船橋市議会第4回定例会に、「陳情」という形で市民の方から船橋市議会に上げられてきたものなのです。これを、船橋市議会として受理をし、担当委員会に指定された「市民環境経済委員会」が審議をし、その後、市議会の全体会議(本会議)で採択され、「やってくださいね」ということで、市長に送付されたのです。

先週末に開催した「りょうCafe-議会報告会」に、この陳情を提出された方がご出席をされ、その進捗状況を私にお尋ねくださいました。そのフォローのため、本日、私が船橋市役所クリーン推進課に確認をしましたところ、現在、新しいごみ収集袋は上記4言語が併記された形で作成中との回答をいただきました。現在のごみ収集袋の在庫がまだ余っている状況等も勘案されるのですが、それらの問題がクリアされた暁には、新しいごみ収集袋が流通し始めることになります。

これこそまさに、市民の声が、市政を動かした結果です!

私は、「陳情・請願」は、市民の皆さんからの貴重な政策提言だと考えています。船橋市議会としては、陳情・請願に対して真摯に議論して議決をし、採択されたものに関してはその後の市役所の対応をしっかりとフォローするといった対応が必要になると考えます。

陳情・請願に関して厳密に言うと、たとえ市議会が採択をした陳情といえども、それを実際に採用するか否かは市役所側の裁量に任されています。市議会が採択送付したからといって、100%叶えられるとは限らないのです。しかし、仮に市役所によって採用されなかったとしても、純粋に素晴らしい政策提言に関しては、その後、市議会のほうで条例案として提出をしてみる、議員のほうで一般質問としてとりあげてみるなどして、その実現のために努力をしていくことが重要だと考えています。

陳情・請願は、市民の皆さんからの「貴重な政策の宝庫」という意識で、今後の市議会活動を行っていきたいと決意表明をさせていただきます。

2015年1月18日 船橋市議会議員 石川りょう