それまでは、援助の最前線やプロジェクトの現場で仕事をしてきたのですが、次は現場から少し離れて、それらのプロジェクトをより大きな枠組みで考えたり、日本政府としての援助政策というより広い視点から途上国支援に携わりたいと考え、外交官の道を選びました。

 派遣された国は、アフリカ大陸北部に位置するスーダン。この国は、ダルフール紛争などに代表される紛争国であり、アメリカから経済制裁を受けている国でした。しかも、同国の南部が、長い内戦を経て、まさに独立しようとしている激動の時代でした。

 私は、在スーダン日本国大使館にて、主に開発協力と経済分野を担当し、まさに我が国がスーダンに対してどのように支援を行っていくべきかの政策の策定に関わるとともに、同国の経済状況を調査・分析する仕事をしていました。

 同時に、スーダン政府の要人や他国の外交官、そして国際機関の職員などとのパイプ作りや情報収集活動など、外交官としての職務のイロハを学んだのでした。
 
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2014年12月4日 石川りょう
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