せっかく先週は温かかったのに、また寒さが戻ってきてしまいましたね…。
先週からちょうど船橋市議会の定例会も始まり、さらに、私も初めて市議会を傍聴したということもあって、市議会に関する勉強をもっとさせてもらおうと思い、今日は、日色健人船橋市議会議員の市政報告会に参加してきました！
１．まず感心したこと！
（１）会場の海神公民館を入るとすぐにボランティアの方がいて、傘袋をくださいました。
（２）受付には2人の方がいて、名前や住所を書き終わると、今日の資料とあったかいお茶のペットボトルをくれました。ありがとうございます（わかっていれば直前のコンビニでジュースを買わなかったのに～などとケチなことを考えてしまいましたが！笑）。
（３）会場にもちゃんと来賓席やパワーポイント、演台などが用意されていたこと。そして、なんと、会の進行をつかさどる司会者もいて、本当にプロフェッショナルな報告会だなと思いました。
２．驚いたこと！
来賓は二人いて、一人は松本哲也さんという千葉県議会議員。もう一人は、松戸徹船橋市長でした。議会と執行部（市長を筆頭とする市役所側）は対決関係にあると思っていたので、市議会議員の市政報告会に市長も来るものなんだな～と驚きました！市長が挨拶の中で、「執行部と議会は建設的な関係でやっていきたい」というような主旨の発言をしていました。確かに、議会などの場では、市議たちは市長提出の予算や議案を批判的な目で見ることも大切ですし、ときには対決姿勢で臨むことも必要だと思います。しかし、年がら年中そういう関係ではなく、執行部からの良い議案があれば、それに対して市議は自分の考えを付加したり、もっと議論し合ってより良いものにしていくというような建設的な関係も必要なのかなと思うと、共感する面がありました。
３．疑問に思ったこと！
船橋市議会の中には「議会運営委員会」という委員会があって、その委員会を中心に議会改革を進めているようです。市議会を、一問一答方式に変えたり、常任委員会の開催回数を増やしたり、今年からは委員会のインターネット中継もはじめたりするなど、市民に議会への関心をもってもらうために少しずつ進歩してきているようです。
・・・・・・・・・また、生意気言います！（笑）
しかし、市民にもっと興味を持ってもらうような議会改革は、まだまだ足りないのかな？と思い、日色議員に質問をさせてもらいました。日色議員は、一つひとつ丁寧に答えてくれました。
（１）石川「なぜ、船橋市議会としての市民に対する全体の市政報告会がないのですか？」
日色議員のお答えによると、他の地方公共団体の議会では、やっているところもあるようです。しかし、参加者も少なく、意見もあまり出ず、盛り上がりに欠け、あまり効果が出ていないという側面もあるようです。
う～ん、これは確かに難しい問題ですよね。政治に興味を持つ市民が少ない以上、せっかく開催しても人が来なければあまり意味が無い…。これもわかる気がします。しかし、諦めたくないですよね！私が議員であれば、船橋市議会全体の市政報告会を開催したいです。そして、そこに市民に来てもらうための工夫を考えていきたいと思いました！
（２）石川「市民に議会への関心をもってもらおうと思っているのに、議会の傍聴者に配布される資料が少ないのはなぜでしょうか？これでは、せっかく傍聴に行っても議案の内容についていくことができません（私のブログの第７８章参照）。」
これは確かに不親切だと日色議員も認めていました。その原因の一つには、「議会は議員と執行部のものであるから」という議員の気持ちの問題もあるのではないかということだったのですが、これは、「代表民主制」という制度にも関わる一筋縄ではいかない問題ですね。議案の段階から全部市民に公開するのであれば、その市民から選ばれた議員の役割がなくなってしまうではないか！というのが簡単な論理です。しかし、私は、議員によるこのような考え方は捨てて、（できるなら）全ての情報を市民に公開していくべきだと思いました（日色議員も同じ立場だったと思います）。
４．自分の活動に活かしていきたいと思ったこと！
（１）市議会の定例会は1年間に4回（3，6，9，12月）。船橋市議会全体としての市政報告会の実現も目指しますが、少なくとも私は、定例会後には毎回、個人の市政報告会を開催して「市民と議会とのパイプ役になろう」と決心しました。
（２）市政報告会＋α
市政報告会の後に、参加希望者と車座懇談会などを開催してもいいのかなと思いました。せっかく今日も50人くらいの人が来ていたので（純粋にすごい！）、その人たちの率直な意見をアットホームな雰囲気で聞けるような機会があるといいなと思いました。
とにかく、今日はとても勉強させてもらった市政報告会でした！
日色議員、どうもありがとうございました！
2014年3月2日 石川亮（いしかわりょう）