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皆さん、こんんばんは!
1月15日(水)は、早稲田大学にて、沖縄タイムスの記者による「沖縄の米軍基地問題と最新の政治動向」と題する講義に出席しました。

行ったことのある人はご存じだと思うのですが、民家の密集する、まさに住宅地の真ん中に広大な敷地を持つ沖縄県の米軍普天間基地。世界で最も危険な基地と呼ばれているこの普天間基地の移設をめぐり、沖縄県は岐路に立っています。

移転先候補である沖縄県北部名護市・辺野古の海を埋め立てることに対する承認を、仲井真沖縄県知事が下したのが昨年の12月27日でした。

この表明を受けて、沖縄県は緊迫しています。
同じ日には、辺野古の埋め立てに反対する県民約千人が県庁になだれ込み、1月10日には沖縄県議会初の知事辞職要求決議が可決されました。アメリカでも、オリバー・ストーンさんやマイケル・ムーアさんなどの映画監督、言語学者のノーム・チョムスキーさんらの著名な文化人29人が、辺野古移転計画について反対の表明を出したりしています。


米国・日本政府合意⇒沖縄県知事承認⇒名護市長承認

この最後の流れが、19日に決することになります。
移設反対派の現職・稲嶺進氏と移設推進派の末松文信氏との名護市長選一騎打ちです。

日本政府は、すでに沖縄県知事の承認を受けているので、辺野古移設のための手続きは、名護市長選挙の結果に関係なく、粛々と進めるという立場をとっていますが、この手続きのためには、一部、市長の許可が必要なものもあるようです(例:市が管理する漁港に作業用の資材置き場を置くことなど)。

実際に移転候補先となっている現地の民意はどう出るのか?
現時点では、現職・移設反対の稲嶺氏が優勢のようです。
沖縄は遠いですが、船橋市民にとっても、日本人として、決して他人事ではない問題だと思います。19日の名護市長選挙、注目しましょう。

2014年1月17日 石川亮(いしかわりょう)