皆さん、こんばんは。
先週後半に引っ越しが完了して、怒涛の家具等購入、買い物の日々でした。疲れた…。今週金曜日にたくさん配送されてくることになっているのですが、組み立てるのとか苦手なんです。学生時代にもっとしっかり技術の授業を受けておくべきでした。気が重いです…。

それはさておき、6月23日の日曜日に船橋市長選挙が行われました。
残念ながら私は船橋市への転入が5月だったため、今回の市長選挙には投票権が無かったので投票できなかったのですが、どなたが市長になるのか、各候補の政策や選挙活動に対して注目して見てきました。

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今回の市長選挙の立候補者は、過去最多の6人でした。当選されたのは前船橋市副市長の松戸徹氏。藤代前市長の「後継指名」を受け、自民党、公明党、民主党の3党に加え、連合千葉や各種団体の推薦を受けて当選されました。応援演説には前総理大臣の野田佳彦氏もかけつけるという豪華ぶりで組織選挙で戦い抜かれました。

【ご参考:各候補得票数】
松戸徹氏 57,549票
西尾憲一氏 52,060票
斉藤和子氏 18,054票
野屋敷いとこ氏 17,460票
安藤信宏氏 15,336票
門田正則氏 4,716票

どの候補が勝利されたかということに関しては特段コメントはございません。それよりも私が残念でならないことは、その投票率の低さです。今回の船橋市長選挙の得票率は34.55%。10人の市民有権者の方々の大体3人くらいしか投票に行かなかったのです。ちなみに前回は34.25%。あまり変わりません。当選された市長も、「民意によって選ばれた市長」と堂々と言えないのが可哀そうです。・・・いや、もしかしたらこれが民意なのかもしれません。誰が市長になっても大差ない。市政に関心が無い。選挙に行くのが面倒くさい。せっかくの日曜日なのだから選挙などに行かずにゆっくりしたい(遊びたい)。

船橋は、いや、日本は、ある意味平和なのかもしれません。
官僚機構が整備され、成熟した社会では、誰がやっても市政が混乱することは無い。ある意味素晴らしいことです。私もある意味、そんな平和な日本であり続けてくれればいいな~と思います。

世に良く言う「選挙権は国民の権利だ。この権利をしっかりと行使するべきだ」ということを私は言うつもりはありません。しかし、何と言うか、選挙に行かないということは、候補者にとって失礼ではないでしょうか。そう思うのは私が政治家を志しているからかもしれません。そして、有権者の皆さまからすると、選挙に行こうと思えるような候補者がいないからだという意見もあるかもしれません。しかし、候補者は、人生をかけて、供託金を支払って、自らの政策を練りこんで、全身全霊をかけて挑んでいるのだと思います。もちろん中には例外もいるかもしれません。権力やお金が目当てで議員になる多賀る人もいるかもしれません。しかし、大多数の候補者は、地域を良くいしたい、日本を良くしたいと思って立候補していることと思います。今回の船橋市長選挙でも、事前に立候補予定者による公開討論会があったのですが、各候補の訴えや政策を聞いている限り、全員が真摯な気持ちで市長選に臨まれていたと確信しています。そしてその人たちは、自分が住んでいる、生活している地域の代表になる人なのです。誰がなってもいいと思ったとしても、その中でも誰かに投票すべきです。応援する候補がいなくても、「あなたたちの中には投票するに足る人物がいません」という意思表示のために白票を投ずるべきです。それが現職が「もっと勉強しなくてはならない」と思うきっかけになりますし、さらには、将来、より質の高い候補者を排出するための一歩になります。そういう意味でも、私は、有権者は投票に行くべきと考えます。

よく疑問に思うことがあります。日本では昔からそうですが、なぜ政治家は有権者に「お願いをして」させてもらう仕事なんでしょうか。本来であれば、この人になってほしいから有権者に「お願いをされて」なる仕事ではないでしょうか。そして、政治家とは、なった後も、国民や市民に何かをやってあげる仕事ではなく、国民や市民と一緒に何かをやっていく、頑張っていく仕事であると思います。したがって、自分の選挙戦のときは、「一票をお願いします!」ではなく、「一緒に頑張りましょう!」と言いたいものです。

2013年6月26日(火) 石川亮(いしかわ りょう)